「Longtime Favorites」 竹内まりや

2016-07-01

僕はこの人の声が大好きですね。 本人は昔ラジオで「私、音域が狭いんです」なんて言ってましたが、そんなことは感じさせない魅力的な声で彼女の曲はいつ聴いても気持ちいいです。

収録曲は僕達の世代なら一度は耳にしたことがある懐かしい作品ばかりですが、彼女自身による丁寧なライナーノーツに書かれている通り、なるほど竹内まりやのルーツは60年代の洋楽にあるんだなと思います。

収録された全14曲は日本語・英語・イタリア語と歌い分けていて、中でも彼女が低いパートを歌う大滝詠一とのデュエット『恋のひとこと(Something Stupid)』と、『この世の果てまで(The End Of The World)』の2曲をラストに持ってくるセンスがいいですね。

贅沢を言うならば竹内まりやの声がクリア過ぎて懐古趣味に浸りきれないのが難点かなと思いますが(?)原曲を知らない若い世代には新鮮に聞こえるんじゃないでしょうか。


竹内まりや"Longtime Favorites" Mariya Takeuchi
竹内まりやが音楽活動のルーツとなった60年代洋楽ポップスの名曲を素敵な歌声でカバー。 プロデュースは彼女自身でアレンジは当然山下達郎、本人による曲目解説も楽しめます。 大滝詠一とのデュエット『恋のひとこと』も収録。

「マージービートで唄わせて」 竹内まりや

2014-11-09

マージービートとはリバプール・サウンド、リバプールと言えばビートルズ。 竹内まりやの「マージービートで唄わせて」は彼女が若い頃に大好きだったはずのビートルズへオマージュを捧げた曲ですね。

僕は57年生まれで洋楽に興味を持ち始めた頃にはビートルズはもう解散寸前で、後追いで彼らの音楽を聞くようになるのですが、せめて3年か4年早く生まれていればもっとリアルタイムで楽しむことができたのにと思うことがよくあります。 竹内まりやは55年生まれで学年でいえば僕より3年上ですから、音楽的に言うと理想的な年代に生まれて60年代から70年代の様々な洋楽に接することができたんじゃないかと想像してます。

「マージービートで唄わせて」はタイトルはもちろん、歌詞の中にも『襟なしスーツ』や『64年のレコード棚にある』などすぐにビートルズを連想させるところがあるし、サビの部分にはハンドクラップが入っていて、これもまた初期のビートルズを思い起こさせるところがあります。

彼らの音楽に胸をときめかせていた少女だった竹内まりやを想像すると、なんだか微笑ましくなってきますね。 その頃の想いをこういうポップな曲にできるのが彼女のセンスだと思います。


「Expressions」 竹内まりや「Expressions」 竹内まりや
デビュー30週年を記念したベスト・アルバム。 竹内まりや本人がセレクトした全42曲をデジタル・リマスター。 素敵なメロディと素敵なあの歌声、本人による曲目ごとの解説が興味深いです。 ベストと呼ぶに相応しい内容。

「セプテンバー」 竹内まりや 1979年

2008-10-18

9月になったら竹内まりやの「セプテンバー」を書こうと思ってたのにあっという間に10月も半ばになってしまいましたが、今月発売のベストアルバム「Expressions」が予想通り売れているので、ちょっと遅くなったけどやっぱり「セプテンバー」です(正しくは英語表記で"September"ですね)。 確かデビュー当時は慶応出のお嬢様歌手というような売り方をしてたと思います。 学年で言うと僕より三つ上なんですが、お目々パッチリでちょっと大きめの前歯が可愛い女の子だとないう印象でした。

この曲はそんな彼女の外見や上品な雰囲気にぴったり合ってましたが、林哲司のポップなメロディが爽やかな印象を与えるものの、松本隆の詩をよく読んでみると9月と共に訪れる別れを歌った曲なんだなということに気が付きます。(普通は一回聴いたらすぐわかるでしょうね。) 歌詞の中に「借りていたDictionary 明日返すわ」というところがあって、これは想像するに大学生活の後半、ちょっと大人っぽくなった3回生か4回生くらいの恋なのかなと。 「一番淋しい月」と歌うくらいだからよっぽどつらい恋ですね、これは。

夏の終わりはいつも寂しいものですが、爽やかなはずの9月が心変わりした彼との恋が終わる季節になってしまったという曲を、竹内まりやがあの声でポップに歌うものだから最初は別れの歌だとは感じ難いんだと思います。 だけど彼女の声には爽やかだけどどこか切ない響きがあって、そこが微妙な季節の9月に絶妙に馴染んでるんじゃないでしょうか。 続く「不思議なピーチパイ」でこのまま上品なアイドル路線を歩むのかと思ってたら、そんなところに収まりきれない才能を持っていた彼女はその後数々の名曲を生み出します。 やっぱり竹内まりやはいいなあ。


Expressions 竹内まりやExpressions 竹内まりや
デビューからもう30年も経つけど、全体に漂う育ちの良さや品の良さは変わりようもありません。 爽やかだけどちょっと切ない歌声で名曲の数々を歌い上げます。 達郎はじめスタッフにも恵まれてますね。

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プロフィール

Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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