「わたしの彼は左きき」 麻丘めぐみ 1973年

2007-07-29

Tag : 麻丘めぐみ

可愛らしいお姫様ヘアーに大きなタレ眼がチャーミングだった麻丘めぐみは、デビュー曲の「芽ばえ」に続いて「わたしの彼は左きき」をヒットさせます。 ちょっと甘えた声で歌うこの曲は、世の中のマイノリティーでもある左利きの男子に夢と希望を与え、多数派の右利きの男子も当然のように巻き込んで、彼女をトップアイドルへと押し上げます。

「お茶の間」という言葉も最近は聞かなくなりましたが、一家団欒の場であるお茶の間にで~んと置かれたテレビのブラウン管の中に登場する当時のアイドルたちは、家族そろって安心して楽しめるような存在だったように思います。 もしあの頃の歌番組に倖田來未が登場したら、当然のようにチャンネル権を握っていた親父は、黙ってガチャリとチャンネルを変えたでしょう。

だいたいイントロからしてホンワカほのぼのとした雰囲気で始まる「わたしの彼は左きき」と、いきなりドンツクドンツクと前ノリ、縦ノリの激しいイントロに女の子がパンツの見えそうな衣装で踊りまくる今のエイベックス系の曲を比べても仕方がないんですが、どちらが好きかというよりも記憶に残るのはやっぱり昔のアイドル、脳髄を刺激するのは今のアイドルでしょうか。 ところで、「♪ 私の私の彼は~右ききっき~」と歌って笑わせてくれたT君は元気にしてるかなあ。


BOX 72-77 麻丘めぐみBOX 72-77 麻丘めぐみ
お姫様のようなヘアスタイルが可愛らしかったですね。 前回の南沙織同様、この頃のアイドルは清純で爽やかなイメージが強かった。 「17才」とは言わないがせめて30代に戻りたい。

「17才」 南沙織 1971年

2007-07-26

Tag : 南沙織

もう完全に忘れてましたが、沖縄が日本に返還されたのが1972年、僕が中学3年生のときです。 その前年に「17才」でデビューしたのが、フロム・オキナワ、シンシアこと南沙織でした。 筒美京平の名曲を、ちょっと喉の上の方から出るような独特の声で歌う彼女は、健康的かつ爽やかなイメージで人気がありました。 色白でプリプリのアイドルではありませんでしたが、ちょっとさわってはイケナイような、神格化されそうな雰囲気を当時すでに持っていたような気がします。

彼女にメロメロだった吉田拓郎とムッシュかまやつのデュオでヒットした「シンシア」は、もちろん南沙織に捧げた歌です。 自分に歌をプレゼントされるなんて、きっと嬉しかっただろうなあ。 今でこそ沖縄出身の歌手は珍しくありませんが、まだアメリカの統治下にあった沖縄から来た彼女には、なんとなくアメリカや外国のイメージが一緒にくっついてきたんじゃないかと思います。

「17才」はその後森高千里のカバーでもヒットしましたが、その時は「お、この娘可愛いな」なんてオッサンらしい感想と共に、「ああ、懐かしいなあ」というちょっと甘酸っぱい感傷がちょっと胸の奥にわいたのも事実です。 ああ、恥ずかしい。 大人になった彼女が写真家の篠山紀信と結婚したのには愕然としましたが、まさか「ヌード写真撮らせろ」とか言って口説いたんじゃないだろうなあ。 お願いしますよ、ほんとに。


GOLDEN J-POP/THE BEST 南沙織GOLDEN J-POP/THE BEST 南沙織
「シンシア」... なんと懐かしくも麗しい響きなんでしょう。 爽やかで愛らしい、ちょっと距離をあけてなきゃいけないような、素敵なアイドルでした。

「渚のシンドバッド」 ピンクレディー 1977年

2007-07-23

Tag : ピンクレディー

まさに一世を風靡したというに相応しいトップアイドル、ピンクレディーの実物を初めて見たのは確か80年、新宿アルタでの事でした。 あれだけの人気を誇っていたふたりなのに、そこそこの人は集まっていたものの既に寂しげな雰囲気がただよっていて、やっぱり芸能界は厳しいんだなあと思ったものです。

アッと驚く衣装と振り付けの「ペッパー警部」から人気が爆発して、その後はあれよあれよという間に芸能界の階段を登りつめ、それこそ二人で手を繋いだシンデレラ・ストーリーだったんですが、彼女たちを見初めた王子様ならぬ芸能界は恐ろしいところでした。 寝る間もないほどこき使われたあげく、わずか4年と少しで国民的人気を得たピンクレディーはあっけなく解散してしまったんです。 まあ、アイドルってそんなものかなあ。

そんな彼女たちのヒット・ナンバーの中で僕の一番のお気に入りは、ロックなイントロから始まる「渚のシンドバッド」です。 浮ついた気持ちになる夏の海辺を舞台にしたこの曲では、サビの部分でけなげにもちょっとハモッてみせたりして、可愛らしいじゃありませんか。 最大のウリである振り付けはあまり印象に残っていませんが、元気溌剌、最高に波に乗っていた頃の彼女たちの、夏にぴったりとはまる名曲です。


Pink Lady History ピンクレディー・シングル全曲集Pink Lady History ピンクレディー・シングル全曲集
歌って踊れるちょっと可愛いアイドルデュオ。 活動期間は短かったけれど、強烈なインパクトを残してくれました。 肌の露出が多いところも人気の所以か?

「勝手にシンドバッド」 サザンオールスターズ 1978年

2007-07-20

日本の音楽界に激震が走った1978年のデビューからまもなく30年、桑田佳祐率いるサザンオールスターズは、押しも押されもせぬトップ・バンドとなりました。 激震が大袈裟なら衝撃を与えたと言っておきましょうか、初めて「勝手にシンドバッド」を聴いたときは、そのメロディーに、その歌詞に僕たちはのけぞったんです。

ラテン・ロックかはたまた歌謡ロックか、早口で判別のつきにくい歌詞を勢いよくメロディーにのせて、サビの部分の「今何時?」には、なんで?と思いつつも一緒に歌いたくなるようなノリのよさもあり、「それにしても涙が止まらない~」のくだりにはちょっと切なくなるセンスのよさも垣間見せつつ、彼らはその後も名曲を連発して80年代には日本の音楽界をリードする存在となりました。

リーダーの桑田さんは学年でいうと僕より2年上なんですが、ほぼ同世代という親近感もあり、今度はどんな曲を書いてくれるのかといつも楽しみにしています。 デビュー前から彼の頭の中にはロックやポップス、歌謡曲にフォークソングと、まさに70年代に僕たちの世代が大好きだった音楽が溢れかえってフツフツと煮えたぎっている状態だったんでしょう。 それらがごちゃ混ぜになって出来上がった「勝手にシンドバッド」は、ジャンルを超越したインパクトのある名曲だと思います。


熱い胸騒ぎ サザンオールスターズ熱い胸騒ぎ サザンオールスターズ
まさに衝撃的デビュー。 「勝手にシンドバッド」は、熱く切なく僕たちのハートに突き刺さりました。 それにしても写真好きの友達に撮ってもらったような、アマチュア丸出しのジャケット。

「チャイナタウン」 矢沢永吉 1977年

2007-07-17

Tag : 矢沢永吉

もはや誰もが認めるロック・スターとなった矢沢永吉ですが、キャロルでデビューした頃の曲やそのスタイルから、当時はヤンチャなお兄ちゃん達に絶大な人気を誇っていました。 それがソロデビューして「時間よ止まれ」をヒットさせた頃から一般の音楽ファン?にも人気が広がり、一気にロックのカリスマとして頂点へと駆け上ってしまいました。

僕も彼のロックが好きなんですが、シングルとして発売された「時間よ止まれ」のB面に収録されていたのが、ちょっと違う路線で気に入っている「チャイナタウン」です。 リズムギターの心地良いカッティングに乗せて歌う矢沢の声は、今聴いてみるとやっぱり若い。 50歳を過ぎた今も精力的に活動を続ける彼の歌声に少しも衰えは見えませんが、ソフトなこの曲で聴く、若くてギラギラしていた時代のもうひとつの顔がまた感慨深い。

彼の真骨頂がライブにあることは言うまでもありませんが、いつもどうやったらかっこよく見えるか、かっこいいヤザワでいるにはどうしたらいいか、彼はずっと追及し続けているんじゃないでしょうか。 多分、自分の声がいちばん魅力的に聞こえる音域というのもちゃんとわかっているんだろうと思います。 ソング・ライティングの能力に秀でているだけに、自分が気持ち良く、かっこよく歌える曲を書く作業というのは楽しくてしょうがないんじゃないかなあ。


LIVE 後楽園スタジアム 矢沢永吉LIVE 後楽園スタジアム 矢沢永吉
E.YAZAWAが世間一般に認知されてきた頃のライブで、会場は興奮の坩堝。 ボーカルとソング・ライティングの才能は、ヤンキーじゃなくてもかっこいいと思う。

「スモーキー」 チャー 1976年

2007-07-14

Tag : チャー

凄い奴というのは最初から凄い奴で、チャーこと竹中尚人は中学生の頃にはもうプロ活動を始めてたんだそうです。 もちろん練習もたくさんしたんだろうけど、多分苦も無く難しいフレーズなんかもスイスイ弾けてたんじゃないでしょうか。 いつかテレビで見ましたが、「サンシャイン・ラブ」のような有名な曲のサワリをちょっと弾いただけでもカッコイイ、ロック・スピリット溢れるギターが彼の持ち味ですね。

デビュー・アルバムに収録された「スモーキー」は、これ日本人がやってんの?と思いたくなるプレイで、今聴いてみてもまったく色褪せることはありません。 真似しようと思ってもなかなかできない、独特のリズムで始まる出だし一発でノックアウトされてしまう強力なナンバーです。 あのリズム感を出すにはやっぱり外人でなくちゃダメ、みたいなことをインタビューでも語ってましたが、なるほどと思いたくなる難しそうな曲なんですけど、さんまの「からくりTV」でこましゃくれたガキ、いやお子様バンドが堂々とコピーしているのには参りました。

さて、甘いマスクで貴公子然としたデビュー当時の彼を芸能界がほっておくわけがなくて、なんでこんな曲をやるのかと思った「気絶するほど悩ましい」が大ヒットしてしまって、テレビに引っ張りだされてアイドル扱いされたのをチャーはやっぱり後悔してたようです。 その後ジョニー・ルイス&チャーやピンク・クラウド、BAHOなどを経てようやくこなれてきたのか最近はテレビで見かける事もまた多くなってきました。 もちろんファンとしては大歓迎なので、これからもどんどんマスコミに露出してほしいと思います。


Char(紙ジャケット) [Limited Edition]Char(紙ジャケット) [Limited Edition]
日本が世界に誇るロック・ギタリスト、チャーのデビュー・アルバム。 やっぱり日本人離れした「スモーキー」はカッコイイ。 リズム隊は外人の方がいいかなあ。

「アリバイ」 シン・リジィ 1979年

2007-07-10

一度見たら忘れられないボーカルのフィル・リノットの強烈な個性に、ゲイリー・ムーアとスコット・ゴーハムという見た目も対照的な二人のギタリストのツイン・ギターが加わってヒットしたのが、アルバム「ブラック・ローズ」からシングル・カットされた「アリバイ」です。 フィルの個性そのままのアタックの強いベースにちょっとぶっきらぼうなボーカル、切れのいいツイン・ギターと高音のコーラスがそれはそれはカッコイイ名曲でした。

イギリス、じゃなくてアイルランドと言わなくちゃいけないんでしょうか、シン・リジィはやっぱりアメリカのカラッと乾いたノリのいいロックとは違ってちょっと重たいというか湿ったというか、ヘヴィーなロック・バンドでした。 それがちょっとポップな「アリバイ」でヒットを飛ばしたのは、意外なことに男っぽさムンムンのゲイリー・ムーアの加入が効いたんでしょう。

いまどきは見かけなくなった金髪ロン毛の男前、スコット・ゴーハムとのツイン・ギターはギター・キッズなら誰もが憧れるかっこよさだったし、黒革のツナギのイメージが強いフィル・リノットがまた強烈なインパクトがありました。 やっぱりロックは見た目も大事。 ちなみに正しく発音すれば「フィル・ライノット」なんだろうけど、僕にとっては今でも「フィル・リノット」が正解です。 長生きしそうにない人だったけど、やっぱりそうだったなあ。


ブラック・ローズ シン・リジィブラック・ローズ シン・リジィ
タイトル・ジャケット・そして中身と3拍子そろったシン・リジィの名盤。 ゲイリー・ムーアとスコット・ゴーハム、「アリバイ」のツイン・ギターに痺れる。

「バラクーダ」 ハート 1977年

2007-07-07

Tag : ハート

アンとナンシーのウィルソン姉妹がロック・スピリッツ溢れるプレイを見せてくれるのが、僕の大好きなハートです。 初めてのヒット曲「バラクーダ」を聴いたのはもういつの事だったのかはっきりとは覚えていませんが、お姉ちゃんのアンのボーカルがセクシーかつ突き抜けるようなかっこよさがあって、一度聴いたらもう忘れられません。 ところが70年代の終わりから80年代の初めにかけては泣かず飛ばずで、85年のアルバム「ハート」でようやく大成功を収めます。

お姉ちゃんの強力無比なボーカルがバンド最大の売り物なのは言うまでもありませんが、妹のナンシーのボーカルもプロとして充分及第点をあげられるし、いつか見たPVでオベイションをかき鳴らしながら歌う姿はそりゃあかっこよかった。 黒髪と金髪という違いはありますが二人とも美人で女の子のロック、しかも飛び切りかっこいいロックには惹かれるものがありますねえ。 もう女の子からオバサンになってしまいましたが。

アンがその後ブクブクと太って風船みたいになったのにはビックリしましたが、それでも平気でPVに出るところがまたかっこいいじゃないですか。 彼女たちはツェッペリンの大ファンで、ジョン・ポール・ジョーンズと嬉しそうに共演してるシーンを見た記憶があります。 アンが女性版ロバート・プラントという意見はどうかと思いますが、やはり僕が知っている限りでは最高の女性ロック・ボーカリストだと思いますね。


リトル・クィーン ハートリトル・クィーン ハート
ウィルソン姉妹の強力2枚看板が歌にギターに大活躍。 アン・ウィルソンのパワフルなボーカルは鳥肌モノです。 ハードなギターのイントロが印象的な「バラクーダ」は初期最大のヒット曲。

「ブラック・マジック・ウーマン」 サンタナ 1970年

2007-07-04

Tag : サンタナ

最初の音が鳴った瞬間に、ああ、これはあいつのギターだ!とすぐ判るのがカルロス・サンタナです。 ちょっとこもったような、それでいて熱くで粘っこい音ですぐそれと察しがつくのがこの人独特の音色で、こういうのがいわゆるオリジナリティーというやつですね。 世界的に有名なギタリストがヤマハのSGを弾いてたのは日本人の誇りでもあったんですが、名前からして従来の白人のロックとは違うんだろうなというのは想像がつくし、事実その通りでした。

名曲「ブラック・マジック・ウーマン」はフリートウッド・マックのカバーなんですが、そもそも白人ミュージシャンの曲とは思えない官能的なメロディで、サンタナの方が本家じゃないかと思えてくるぐらいです。 この曲に代表されるラテン・ロックというのはパーカッションの熱いリズムが特徴なんですが、コンサートを観に行って驚いたのがドラムスのお兄ちゃんで、まあ約2時間半、最初から最後まで金髪のアフロヘアーを振り乱して激しく叩きまくるのにはびっくりしました。

おかげで肝心のサンタナのギターの記憶が薄れてしまってるのには自分でもびっくりしてますが、それくらいリズムの洪水と呼ぶに相応しいライブだったんです。 途中でサンタナのお父さんも出てきて一緒に演奏した場面は微笑ましかったんですが、お父さんが何を弾いてたのかはもう忘れてしまいました。 正直言ってあまりに長すぎてちょっと中だるみ感もあったんだけど、もうちょっとサンタナのギターに集中しときゃよかったと今頃になって後悔してます。


天の守護神 サンタナ天の守護神 サンタナ
サンタナと言えばあくまでこのアルバム。 アメリカでもなきゃイギリスでもない、熱いラテンの血が沸騰してます。 凝りに凝った情熱的なジャケットも見飽きません。

Google Ad.




プロフィール

Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

カテゴリ

最新記事

最新コメント

シンプルアーカイブ

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク

ミュージック・スタイル

音楽関連サイトリンク集
音楽関連サイトリンク集 MUSIC-STYLE

J-Total Music

無料歌詞検索エンジン

QRコード

QR

RSSリンクの表示

ご訪問ありがとうございます。

My name is Nipper.

♪ Life is very short and ...