「二人の世界」 あおい輝彦 1971年

2008-03-28

Tag : あおい輝彦

あおい輝彦が張りのある美声で歌う「二人の世界」は、テレビドラマ木下恵介アワーシリーズの同名ドラマの主題歌です。 作詞は脚本を担当した山田太一、この人はいかにも日本的な世界を描くのが得意ですね。 透明感のあるこの曲は、現実は厳しくとも夢と希望のある世界を歌っているところに暖かみを感じます。

元祖ジャニーズのあおい輝彦は、映画「犬神家の一族」やドラマ水戸黄門シリーズなどに出演して歌だけではなく演技も達者なところを見せてくれましたが、一番印象的なのは何と言っても一世一代のハマリ役「あしたのジョー」の主人公、矢吹丈の吹き替えです。 「へっへっへ」と不敵に笑うジョーの声に、あおい輝彦を起用したキャスティングが素晴らしい。

他にも立原正秋原作のドラマ「冬の旅」で田村正和(悪役!)と対峙する青年の役や、同じくドラマ「仇討ち」シリーズで剣術などまったく心得がないのに仇討ちをするハメになった百姓の役が印象に残っています。 特に仇討ちのあおい輝彦は、丸い顔とポッテリした唇が役柄にぴったりで笑ってしまった。 最近あまり見かけなくなったので、最後に一発またドラマに出てくれないかなあ。


アンソロジー 1966~1980 あおい輝彦アンソロジー 1966~1980 あおい輝彦
僕たちの頃はジャニーズと言えばあおい輝彦かフォーリーブスのことだった。 素敵な声で歌う「二人の世界」や「あなただけを」など、名曲がたくさん。

「スロー・ダンサー」 ボズ・スキャッグス 1974年

2008-03-23

現在TOTOと共に来日中のボズ・スキャッグスがA.O.R.への扉を開けたアルバムが、74年に発表された「スロー・ダンサー」です。 タイトル曲はゆったりとしたリズムに乗ってボズが気持ち良さそうに歌い上げる、ジャケットの雰囲気にもぴったりと合った名曲で、今思えば名盤「シルク・ディグリーズ」の予告編だったのかもしれません。

ディストーションをバリバリに効かせたギターをバックに、長髪を振り乱したボーカルがシャウトする従来のハードロックを存分に堪能していたところへ、洗練された大人のロックとも言うべき音楽はいかにも新鮮でした。 ハードかつスマート、そこが気に入ってしまったんですね。

ボズは「スロー・ダンサー」から80年の「ミドル・マン」まで立て続けに名盤を発表し、彼のバックを務めた事がきっかけで結成されたTOTOも、後にグラミー賞まで獲得するトップバンドとなりました。 バラードを歌わせると天下一品のボズと腕利き揃いのTOTOの出逢いは僕にとって幸運な事件で、今でも彼らのことは大好きです。 もう最後になるであろうジョイントコンサートは、いったいどんな雰囲気なんでしょうね。


スロー・ダンサー ボズ・スキャッグススロー・ダンサー ボズ・スキャッグス
このアルバムの前と後では、ジャケットの雰囲気も全然変わってきます。 次作「シルク・ディグリーズ」の影に隠れて目立たない、文字通り隠れた名盤。

「青春の坂道」 岡田奈々 1976年

2008-03-17

Tag : 岡田奈々

キリッとした眉毛にタレ気味の大きな眼、小さなアゴに可愛い八重歯。 ちょっと生意気だけど甘えられるとデレッとなりそうな、今で言う妹キャラにぴったりの岡田奈々は、人気青春ドラマ「俺たちの旅」で中村雅俊に恋心を寄せる田中健の妹役を演じました。

ドラマの挿入歌にも使われた「青春の坂道」を久しぶりに聴いてみたら、あまりにもすんなりと歌詞とメロディーが頭の中に入ってくるのに自分でもちょっと驚いてしまいました。 そんなに上手とは言えない彼女のボーカルですが、心の琴線に触れる歌を書いた作詞・作曲の松本隆と森田公一の腕の冴えを感じます。

ところがなんという事か、「青春の坂道」発売の翌年に彼女が監禁傷害の被害に遭ったことはまったく知りませんでした。 いつの世も頭のおかしい奴はたくさんいますが、彼女が味わったであろう恐怖を思うと胸が痛みます。 最近はまったく音沙汰がないけど、元気に暮らしていればいいけどなあと思いますね。


岡田奈々☆ベスト岡田奈々☆ベスト
アイドル・ポップスの名曲「青春の坂道」を聴こう。 あらためて可愛い人だったなあと思います。 目立たなかったけどアイドルの時代の正統派アイドル。

「バードランド」 ウェザー・リポート 1977年

2008-03-12

ジャコ・パストリアスは典型的な天才肌のベーシストで、自分を売り込むときに「俺は最高のプレイヤーだ」とか言ってたんだそうです。 事実エレクトリック・ベースの奏者としては最高だったので、彼が参加したウェザー・リポートは黄金期を迎えることになりました。

「バードランド」はハイポジションで弾くジャコのベースが斬新な、ジャズ・ファンでなくとも楽しめるポップな味わいのある名曲です。 後にボーカル・グループのマンハッタン・トランスファーが見事にカバーしてくれましたが、マイルス・デイビスにも認められたジョー・ザヴィヌルの作曲センスも見事ですね。

ジャコは天才にありがちなエキセントリックなところがまた極端で、ウェザー・リポート脱退後はドラッグへの依存や躁鬱病で急激に壊れてしまい、トラブルから大怪我を負って35才の若さで亡くなりました。 長髪に上半身裸でプレイする彼を、スーツをきっちり着込んだ昔のジャズマン達が見たらなんと言ったでしょうか。 たぶん衝撃的なテクニックと音楽性に黙ってしまうんだろうなあ。


ヘヴィー・ウェザー ウェザー・リポートヘヴィー・ウェザー ウェザー・リポート
ベースに天才ジャコ・パストリアスを迎えたウェザー・リポートの絶頂期を代表する名盤。 「バードランド」はジャズの範疇を超えた名曲です。

「北国行きで」 朱里エイコ 1972年

2008-03-07

Tag : 朱里エイコ

うちの近所にいつも70年代の音楽をBGMに流している喫茶店があって、先日もコーヒーを飲みに行ったら朱里エイコの「北国行きで」が流れてきて思わずインパクトのあるボーカルに聴き入ってしまいました。 長い間忘れていた曲が一気に蘇る幸運なひとときです。

朱里エイコと言えばぎりぎりのミニから艶めかしく伸びた脚線美と、ハスキーでパワフルな歌声を思い出します。 失礼ながらちょっと残念なことにあまり美人ではなかったんですが、そこがかえって強烈な印象を残したように思います。

本人はあまり日本の歌謡界に興味がなかったようで、本場ラスベガスのステージに立ったという華々しい経歴があるにもかかわらずその後は幸せとは言い難い人生を送り、2004年に56才の若さで亡くなったそうです。 彼女の詳細については内容充実のファンサイトがあるので、興味のある方はご一読を。 (→ Little Dynamite - 朱里エイコ


究極のベスト!朱里エイコ究極のベスト!朱里エイコ
かつて「リトル・ダイナマイト」と呼ばれた強烈な個性と実力を持つ歌手がいました。 最近こういう人がいなくなりましたね。 今となっては貴重なベスト盤です。

「アイム・セクシー」 ロッド・スチュワート 1978年

2008-03-02

ロッド・スチュワートのヒット曲「アイム・セクシー」は翌年ヒットしたキッスの「ラヴィン・ユー・ベイビー」と同じく軟派なディスコ路線だという批判が一部にありましたが、別に日和ったわけではないと思うしカッコイイ曲だったのでまったく問題ありません。

ただこの曲を収めたアルバムのタイトルやジャケット写真から受ける彼のイメージは軟派そのもので、ジェフ・ベック・グループやフェイセズで歌っていた頃とはえらい違いです。 特に第一期ジェフ・ベック・グループの名盤「トゥルース」と「ベック・オラ」でのロッドのボーカルは、やっぱりソロになってからの彼よりインパクトがありました。

それでもあのジェフ・ベックと堂々渡り合った実力はソロでも充分通用するのは当たり前で、70年代後半には「セイリング」などヒットを連発します。 贅沢を言うならばあの絶妙に嗄れた声は、本当はスローなバラードよりもシンプルなロックンロールでこそ一番映えると思うので、スタンダード・ナンバーなど歌ってないでもう一度ロックに回帰してほしい。


スーパースターはブロンドがお好き ロッド・スチュワートスーパースターはブロンドがお好き ロッド・スチュワート
ちょっとエッチなジャケットと軽薄なタイトルはセンスを疑いたくなるけどディスコ調?の1曲目「アイム・セクシー」は大ヒット。

Google Ad.




プロフィール

Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

カテゴリ

最新記事

最新コメント

シンプルアーカイブ

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク

ミュージック・スタイル

音楽関連サイトリンク集
音楽関連サイトリンク集 MUSIC-STYLE

J-Total Music

無料歌詞検索エンジン

QRコード

QR

RSSリンクの表示

ご訪問ありがとうございます。

My name is Nipper.

♪ Life is very short and ...