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「ハード・タイムス」 ボズ・スキャッグス 1977年

2009-02-26

ボズ・スキャッグスがアルバム「アザー・ロード」を発表した頃の来日公演を見に行ったことがあるんですが、一曲目は「ロウ・ダウン」で始まるんじゃないかと思ってたら期待通りあのドラムのイントロが場内に響いて非常に嬉しかったのを覚えています。 白い長袖のシャツと黒いパンツというシンプルな衣装のボズはとにかくかっこよくて、アルバムで聴くよりもはるかにパワフルな歌声にも感動しました。

まあ実物を見たという興奮とPAの効果もあったんでしょうが、歌の上手さは当たり前ですがまさにプロという感じでしたね。 ボズといえば70年代の後半から80年代の前半にかけて隆盛を極めたA.O.R.の代名詞のような存在でしたが、大ヒットした「シルク・ディグリーズ」の翌年発表された「ダウン・トゥー・ゼン・レフト」もやや地味なイメージはありますが、名曲揃いの名盤です。

ライブでも演奏したハードなナンバー「ギミー・ザ・グッズ」が当時は一番のお気に入りだったんですが、改めて聴き直してみていいなと思うのは2曲目の「ハード・タイムス」ですね。 ♪ I am down in the sea of confusion ~ という歌い出しはセクシーでゾクッとするような魅力があります。 リズム・ギターやキーボード、コーラスなどのアレンジも秀逸ですが、なんと言っても亡くなったジェフ・ポーカロのドラムの気持ちいいこと。

このアルバムは派手さはないんですが全体を通してお洒落で粋な雰囲気が漂っていて、その中を流れるボズのボーカルにはなんともいえない寂しげな味わいがあって、そこがまたいいんです。 聴いたことのない方には是非お勧めしたいんですが、あの独特の声が最も輝いていたのは売れっ子ミュージシャンをバックに気持ち良さそうに歌っていた、この頃のバラードやミディアムテンポのナンバーじゃないかと思うんですけれど、いかがでしょう。


ダウン・トゥー・ゼン・レフトダウン・トゥー・ゼン・レフト
A.O.R.の傑作「シルク・ディグリーズ」とハードな「ミドルマン」に挟まれてやや目立ちませんが、ボズのボーカルと一流ミュージシャンの演奏、そしてアレンジの妙に酔いしれるこれぞ大人のロック。 名盤です。

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「雨に泣いている」 柳ジョージ&レイニーウッド 1978年

2009-02-20

前回かまやつひろしと飲んでみたいと書いたのでもうひとり挙げるなら誰かなと考えたら、真っ先に柳ジョージが頭に浮かんできました。 「酔って候」は以前記事にしたんですが、優しそうなヒゲ面でストラトキャスターを弾きながら渋い声で歌う彼を見ていると、どんな人なのか一回飲んでみたいと確かに思います。 ちょっとシャイな雰囲気が漂っているのもいいですね。

彼が伝説のグループ、ザ・ゴールデン・カップス(ギターのエディ藩がカッコいい!)に一時在籍していたのを当時は知りませんでしたが、ホームタウンの横浜繋がりという事もあったんでしょうか。 その後も音楽界で活躍するルイズルイス加部やミッキー吉野などと共に、グループサウンズの中にあって異質な輝きを放ったバンドの一員としてその名を連ねたのは、ミュージシャンとして貴重な体験だったろうと思います。
 
レイニーウッドがブレイクしたのは78年にシングルカットされた「雨に泣いている」で僕たちの世代なら誰もが知る名曲ですが、この曲を収めたアルバム「Y.O.K.O.H.A.M.A」は今も心に残る名盤です。 大人のロックという言葉がしっくりくる柳ジョージとメンバーたちが生み出した名曲の数々は、50を過ぎた今ひさしぶりに聴いてみてもやっぱりいいなと思います。
 
どこか駅のそばの居酒屋のテーブルでムッシュかまやつと柳ジョージが向かいに座って、音楽の話でもしながら酒が飲めたらそりゃ楽しいだろうと思いますが、男ばかりではむさ苦しいからできたら隣には女性がいてほしいところです。 さて、いったい誰がいいのかはそのうちまた書きたいと思いますが、オヤジの妄想はどこまでも膨らんでゆく。


Y.O.K.O.H.A.M.A.Y.O.K.O.H.A.M.A.
アコースティックギターと途中に入るレゲエのリズムが心地よい「プリズナー」から、アメリカへの憧れと故郷へのほろ苦い感情が混じった「Fenceの向こうのアメリカ」まで、名曲がたっぷり詰まった名盤です。

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「どうにかなるさ」 ムッシュかまやつ 1971年

2009-02-14

釜萢弘をひらがなで書くとかまやつひろし、ムッシュかまやつの本名なんだけど、漢字で書くと誰もわかりませんね。 僕の記憶にある限りではザ・スパイダース時代から約40年、この人はまったく見た目が変わってません。 もともと老け顔なのか年を取らないタイプなのか多分両方だと思いますが、昭和14年、1939年生まれなので今年の1月でなんと70才(!)です。

お祖父さんは戦前にアメリカへ渡って洋品店を営んでいて、ムッシュのお父さんはロサンゼルスの生まれで学生時代からジャズミュージシャンとして活躍していたそうです。 どうやら生まれる前から彼のまわりには洋楽に親しむ環境が出来上がっていたようですね。 見た目はまぎれもない日本人だけど飄々としてなおかつお洒落な雰囲気が漂っているのが彼の持ち味ですが、どこにいても相手が誰であってもあの自然体は変わらないんだろうと思います。

僕が小学校の高学年の頃がちょうどグループサウンズの全盛期で、ザ・タイガースやザ・テンプターズ、それからブルー・コメッツなどと並んで最も人気があったグループのひとつがザ・スパイダースでした。 なんせメンバーはボーカルに堺正章と井上順、ギター井上堯之にキーボード大野克夫、ドラムス田邊昭知(タモリの事務所の社長です)などその後も活躍する豪華な顔ぶれが揃ってましたからね。

そこへ遅れて参加したムッシュは「なんとなくなんとなく」や「バン・バン・バン」などのヒット曲を作詞作曲してセンスの良さを見せてくれましたが、短くも激しく燃えたGSブームの終焉をものともせずソロになって人柄そのままと言いたくなるようなホッとする曲「どうにかなるさ」をヒットさせました。 彼が歌うとのんびりリラックスした気分になれるのが心地よいですね。 かまやつさんは一度でいいから一緒に飲んでみたいオジサンのひとりです。


ムッシュ!ムッシュ!
かまやつひろし初の自伝。 誰からも愛される戦後日本ポップス界のいばらない重鎮、ムッシュかまやつが語る音楽と人生。 職業・年齢不詳の魅力がある人ですね。

「心のラヴ・ソング」 ウイングス 1976年

2009-02-06

Tag : ウイングス

ビートルズのイメージがあまりに強烈すぎてソロになってからのポール・マッカートニーには今ひとつの印象を持ってたんですが、ウイングス時代に発表したアルバム「ヴィーナス・アンド・マース」や「バンド・オン・ザ・ラン」あたりの曲を改めて聴いてみると、やっぱり才能あるんだなと思わざるを得ません。 80年代以降彼の新譜をまったく聞かなくなってしまったので、ジョン、ジョージ、そしてリンゴと共に築いた偉大な遺産が背中で輝いていた70年代が一番良かったのかなと思ったりもしてます。
 
「心のラヴ・ソング」はウイングス5枚目のアルバム「スピード・オブ・サウンド」に収録された曲で、前の2枚に比べるとやや目立たない作品の中で一番好きな曲です。 メロディアスなベースラインに乗せて同じ音の繰り返しで始まる出だしは「アナザー・デイ」と同じパターンで、これはもうポール・マッカートニーの職人芸と言っていいでしょう。 メロディーはもちろん、シンプルで小気味の良いドラムのリズム、ブラスやストリングスのアレンジ、そしてバックコーラスと、どれを取っても完璧な仕上がりです。
 
工場で動いている古い機械の音を録ったような感じの変わったオープニングから、ピアノとベース・ドラムスのシンプルなイントロにポールのハイトーンのボーカルが入り、さらにストリングスとホーンセクションが重なってくるところはキモチイイの一言で、確かに「ばかげたラヴ・ソング(Silly Love Songs)のどこがいけないんだい?」とばかりに会心の一撃を放った彼の得意そうな笑顔が目に浮かぶようです。 76年の全米ツアーでリッケンバッカーを弾きながら歌う若々しい姿は、余裕さえ漂って本当にかっこいい。 才能は人を輝かせるんですね。


Wings Over AmericaWings Over America
ポール・マッカートニー率いるウイングス初のアメリカ・ツアーの模様を収めた2枚組CD (発売当時は3枚組LP)。 ヴィーナス&マースから始まるオープニングのメドレーは心からワクワクします。

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Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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