「ジェラス・ガイ」 ジョン・レノン 1971年

2009-12-31

今年最後の記事は、ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」です。 12月はたぶん多くの音楽好きにとってジョン・レノンが亡くなった月としていつも心の何処かに引っかかる月でもあるんじゃないでしょうか。 僕はジョンの熱狂的ファンではありませんが、ビートルズ時代からソロ時代まで、彼の書いた曲には心惹かれるものが本当にたくさんあります。

「ジェラス・ガイ」はピアノの伴奏が印象に残る美しい曲で、「君を傷付けるつもりはなかったんだ・・・」と不器用に愛を表現する男のラブソングです。 ちょっと甘えた響きのある彼の声が、この曲にピッタリですね。 ソング・ライティングの才能があるのはもちろん、シャウトして良し優しく歌ってもちろん良し、改めてジョン・レノンは声そのものに魅力があるミュージシャンだなと思います。

だけど彼の書く曲には痛々しささえ覚えることがあって、奔放な言動や迸る才能の裏側にはいつも繊細な顔が隠れていたような気がします。 無事に年を重ねていればどんな曲を書いてくれたのかなとよく想像しますが、それを望んでも詮ない事ですね。 今年最後のアップは静かな曲で締めくくろうとこの曲を選んだんですが、如何でしょう。  来年は良い年になるといいですね。


ImagineImagine ジョン・レノン
大ヒットしたタイトル曲始め、ジョン・レノンのソロ・キャリアの中でも人気の1枚。 このジャケットにふわぁ~っとした何とも言えない気分になります。 「ジェラス・ガイ」や「オー・マイ・ラブ」などの名曲収録。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

クリスマスの約束2009 ~ 小田和正

2009-12-26

クリスマスの恒例行事となった小田和正の「クリスマスの約束」、今年はガラリと趣向を変えて彼のソロにスポットを当てるのではなく、"大合唱"というスタイルに果敢に挑戦です。 毎年どんなゲストと共演するのか楽しみにしているんですが、まさかこんなに大人数でやるとは。

「We Are The World」のように大勢で歌う催しは、主旨はともかくどれだけ有名なミュージシャンが揃っていても正直なところあまり好きではありませんでした。 プロがやるにしてはなんだか文化祭みたいだし。 番組は小田さんの企画に対する番組のスタッフや若いミュージシャン達の戸惑いや正直な意見に、何かを創り上げることの大変さが伝わってきます。

それでも何度もリハーサルを繰り返し、いざ本番に突入してみるとそこには「22分50秒」の素晴らしい時間がありました。 メドレーが終わった後の鳴り止まぬ拍手は、観客たちの素直な感動を表しています。 あれだけ長い時間拍手が続くというのは、小田さんを始め出演者一同の感激も並々ならぬものがあったでしょうね。

それじゃあ来年はどうなるのかまた楽しみですが、出演したミュージシャンの中で前から気になっていたのは"いきものがかり"のボーカル吉岡聖恵ちゃんで、この子は本当によく声が出ますね。 なんだか吐く息すべて声になっているような感じです。 パッチリした眼と団子っ鼻も可愛らしくて、これからどう成長していくのか、誠に勝手ながら父親の気分で見守りたいと思います。


小田和正風のようにうたが流れていた
大変残念なことに見たことがないんですが、小田和正がレギュラーを務めた音楽番組のDVD-BOX。 値段は高いけど、アマゾンのレビューでは皆さんの評価も高いです。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

番外編その10. 「イングロリアス・バスターズ」

2009-12-21

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前回が戦争に関するシリアスなお話になってしまったので、今回はスッキリする?戦争のお話です。 観に行ってきました「イングロリアス・バスターズ」。 平日の昼間、しかも公開から少し時間が経ってからという絶好のタイミングだったので、当然のように映画館はガラガラ。 しかもシネマ・コンプレックスには珍しい自由席だったので、気分良く鑑賞できました。

このままじゃテレビで放映するのはムリ、という最初のショッキングなシーンはブラッド・ピットが部下に命じて実行させるんですが、彼はこの役柄を存分に楽しんだんじゃないかと思います。 フランスに潜入するユダヤ系の兵士を集めた特殊部隊が登場するところは本当にこの人達で大丈夫?と言いたくなる頼りなさですが、どうしてどうして、強烈に任務を遂行してくれます。

それぞれのキャラが立っているのはタランティーノの作品に共通していますが、今回は一段と立ってますね。 英語・ドイツ語・フランス語、それにイタリア語まで飛び交う作品の中で特に目立ったのはナチの将校、これが本当にイヤラシイんです。 頭は切れるけどどこか歪んでいて、こういう男が実際いたんだろうなと納得させてくれますね。

個人的に特筆すべきはヒロインを演じたメラニー・ロランの美しさで、久々に外国人の女優を綺麗だと思いました。 若い頃のカトリーヌ・ドヌーヴの顔を小さくした感じで(失礼。)、弱さと強さが同居する女性を可憐にそして凛々しく演じて素敵でした。 泣き顔もほんとに可愛かったです。  前作「デス・プルーフ」では長~いガールズ・トークを我慢すると最後にカタルシスを用意してくれてましたが、本作も最後にスッキリ?するシーンがあるので、それは観てのお楽しみです。


イングロリアス・バスターズイングロリアス・バスターズ
いくつかのエピソードが交錯して思いがけない展開に、というおなじみのスタイルで結構わくわくさせてくれました。 激しいバイオレンス・シーンを要所要所に挟んでドッキリさせてくれるのも相変わらずです。

番外編その9. 「ハーツ・アンド・マインズ」

2009-12-04

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先日会社の先輩と話していたところ、その方は僕が長年過ごした福岡市の大学を卒業されていて、"学生時代に板付(福岡)空港に米軍のB52爆撃機が駐機しているのを見て、あまりのデカさにびっくりした記憶がある"という話題が出てきました。 なぜ福岡にB52がいたかというと当時はベトナム戦争をまだやっていたからで、そこであるドキュメンタリー映画を思い出しました。

高校の2年か3年の時、数学の授業中に"小円遊"というアダ名で人気のあった先生が、「今晩ハーツ・アンド・マインズという番組があるから見てみろ。」と言ったので、数学は大キライだけどその先生の授業は楽しみにしていた僕は家に帰ってその番組を見て画面に釘付けになってしまいました。

ベトナム戦争が終わったのは僕が高3の時で、このドキュメンタリーは戦争が終結する前に制作されたものです。 爆撃で大やけどをした少女が裸で逃げていくシーンや、南ベトナムの将校が捕虜のこめかみに拳銃を突きつけて無造作に銃殺するシーンは有名なので、それらの部分だけテレビでご覧になった方もいるかもしれません。

射殺される直前、恐怖にゆがむ男の表情はあまりに生々しく、銃を撃った男(調べてみたら警察の高官だとの事です)はインタビューに「自分も彼のせいで部下を亡くしている」と語ります。 他にも米兵が捕虜を拷問する場面など、衝撃的という表現が相応しい作品だったと記憶しています。

戦争映画は大好きでも現実の戦争の恐ろしさは充分理解しているつもりではいたはずなんですが、あまりにリアルな映像を目にすると心が冷え切って静かになってしまうような感覚がありますね。 アメリカでこの作品が制作されたところに価値があるとは思うんですが、いまだに世界中のどこかで米軍が戦っていることを考えると、戦争をしない日本にもそれなりの価値があるなと思います。


ハーツ・アンド・マインズハーツ・アンド・マインズ
長編ドキュメンタリー映画部門で1974年度のアカデミー賞を受賞した衝撃的な作品です。 パッケージの写真はこれ以上大きいと掲載を躊躇するような内容で、このフィルムが当時テレビで放映されたとは。

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Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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