「プカプカ」 西岡恭蔵 1972年

2010-02-28

タバコをやめたのは20代の終わり頃で、最近はたまに友人と酒を飲む時に吸うくらいです。 元々ヘビー・スモーカーではありませんが、ビックリするような値上げや、デザインを台無しにするパッケージにデカデカと書かれた無粋な注意書きにはちょっとイヤな感じもしています。

タバコの吸い方にもその人の性格や人格が表れるので、粋に吸うのはなかなか難しいものです。 これが女性になるとなおさらで、いいなと思ったのは「浪漫」のジャケットで見るリッキー・リー・ジョーンズぐらいでしょうか。 残念ながらかっこよくタバコを吸う女性には逢ったことがありません。

西岡恭蔵の「プカプカ」に登場する女性は彼氏(この場合彼氏未満か。)に体に悪いからやめろって言われても平気で吸うし、それどころか他の男とも奔放に人生を楽しむ有様です。 いますよねえ、こんな娘。 それでも"俺"は"あん娘"がどうしようもなく好きなんでしょうね。

この歌は昔から何度となく聴いたことはあったけど、オリジナルについてはよく知らないままでした。 西岡恭蔵やザ・ディランについてもそうです。 たくさんのミュージシャン達がカバーしていて、一番最初に聴いたのは誰のバージョンかも覚えていませんが、やっぱりいい歌です。

YouTubeで見る西岡恭蔵は大柄で朴訥な雰囲気で、優しそうな風貌にあの声で歌う「プカプカ」が本当によく似合う男でした。 悲しい最後を遂げたことも知りませんでしたが、彼の残した名曲はちょっと暖かい日もある今頃の季節に合うような気がしてます。


ディランにてディランにて 西岡恭蔵
なんだか懐かしい雰囲気のジャケット。 「プカプカ」の女の子は、やはり平成ではなく昭和の女の子ですね。 知性と感性、本能と欲望、そんな言葉を同時に身に纏って男を振り回すタイプです。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

「ピアノ・マン」 ビリー・ジョエル 1973年

2010-02-19

エルトン・ジョン初のヒット「ユア・ソング」を収録したセカンド・アルバムのジャケットと、ビリー・ジョエル初のヒット「ピアノ・マン」を収録したやはりセカンド・アルバムのジャケット、偶然なんでしょうけど雰囲気が似てますね。 漆黒に浮かび上がるイギリスとアメリカを代表するふたりの"ピアノ・マン"のちょっと暗い表情。

彼らは共にセカンドアルバムをきっかけにスターへの道を歩み始めますが、ド派手に変貌していったエルトン・ジョンと違い、ビリー・ジョエルにはなんだかいつも苦労人のイメージがくっついているような気がします。 眠たげにも見えるあの眼のせいもあるのかもしれませんが、エリートではない叩き上げのイメージを勝手につくってしまっているんでしょうか。

僕が彼に期待するのはロックンロールよりも静かなピアノの弾き語りで、彼の原点とも言える「ピアノ・マン」は何度聴いてもいいですね。 ワルツのリズムに乗ってピアノ弾きのいる酒場の情景を歌うこの曲は、売れる前のビリーがいたであろうどこかのバーのシーンが目に浮かぶようで、なんだかジ~ンときます。

「ニューヨーク物語」を経て「ストレンジャー」で不動の地位を築いたビリー・ジョエルですが、80年にリリースした「グラス・ハウス」にはなんだか違和感を覚えたのも事実で、ちょっとロックなこのアルバムを境に僕は彼から少し離れてしまいました。 けっして嫌いなアルバムではなかったんですが、期待したものと違うとアレ?と思ってしまうんですね。

我ながらファン心理なんて勝手なものだと思いますが、それでもやっぱり彼には"ピアノ・マン"でいてほしいなと思ってしまいます。 ピアノの前に座ってハーモニカを吹き、流麗ではないかもしれないけど指が鍵盤の上を走り、静かに時に力強く歌うビリー・ジョエルが今でも好きです。


ピアノ・マンピアノ・マン ビリー・ジョエル
独特の雰囲気を持ったインパクトのあるジャケット。 81年のライブ・アルバム「Songs In The Attic」にも「僕の故郷」などここから3曲が選ばれました。 "ピアノ・マン"はビリーの代名詞になりましたね。

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「僕の歌は君の歌」 エルトン・ジョン 1970年

2010-02-06

ギターはちょっとだけ齧って、たいして上達もせず現在に至っていますが、他に楽器を始めるなら昔からピアノに憧れています。 だったら始めてみれば?というご意見もあるでしょうが、そこはそれお金も時間もかかりますから。 「猫踏んじゃった」くらいは弾いたことはあるけれど、ピアノの前に座るミュージシャン達はみなカッコイイですね。

エルトン・ジョンが歌う「僕の歌は君の歌(ユア・ソング)」は、セカンド・アルバムのトップを飾るおなじみの曲ですが、シンプルなピアノのメロディーに彼の声がまことに良くマッチしています。 ハンサムでもなければ背が高くもない彼も、ピアノを弾きながら歌う姿はたぶん誰が見てもいいなと思うんじゃないでしょうか。

見た目はともかくピアノやソングライティングに関してずば抜けた才能を持っていた彼は、或る日突然だか徐々にだか音楽だけではなくアピアランスでも自分を表現することに目覚めて、ド派手なメガネや衣装でも観客を楽しませるようになりました。 穿った見方をすればコンプレックスの裏返しなのかもしれませんが、この開き直り方はあっぱれだと思います。

ただ素朴な味わいのあるビリー・ジョエル初のヒット「ピアノ・マン」のように、最初に売れた曲がそのミュージシャンのイメージを決定づけるようなところもあるんだと思います。 飾らない声と美しいメロディーが素直に染み込んでくる「ユア・ソング」こそがエルトン・ジョンの原点であり、彼がいずれ帰ってくるところは静かなピアノの弾き語りの世界だと思います。

80年代以降の彼をまったく聴いたことがないので偉そうなことは言えませんが、そうであってほしいという個人的な希望です。


エルトン・ジョンエルトン・ジョン
この青年がはじけたポップ・スターに変貌するとはとても信じられないですね。 だけどこのジャケットの雰囲気が彼の一面を表しているようにも思えます。 A面1曲目「ユア・ソング」は永遠の名曲。

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Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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