「ボクサー」 サイモンとガーファンクル 1969年

2010-03-26

高校時代に放課後の教室で、一足先にギターを始めていた友人がサイモンとガーファンクルの「ボクサー」のイントロを聴かせてくれて、(ちなみにイントロだけ。)自信たっぷりに「凄いやろう!」と言ったので僕は素直に凄いと思ってしまいました。 今思えば普通に学校にギターを持ってきてあちこちの教室で弾いていたというのが、なんとも幸せな時代だったなあと思います。

中学高校の頃はもちろん日本のフォークソングも好きでしたが、サイモンとガーファンクルの歌には泥臭くもなければ暗くもない洗練された雰囲気があって、そこがまず気に入ったんでしょうね。 大ヒットした「明日に架ける橋」や「サウンド・オブ・サイレンス」がたぶん入り口だったと思うんですが、あれこれ聴いてみると本当にいい曲が多くて、学校内でも彼らは人気がありました。

その後僕もクラスメートから中古のアコースティック・ギターを5,000円で手に入れて、いきなりS&Gは難しそうだったのでとりあえず日本のフォークからちょっとずつ練習を始めましたが学校へ持っていくのはなんだか照れくさく、かと言って自宅では大きい音も出せず、遠慮なく弾けるようになったのは大学へ入学してからです。

ただ驚いたことに大学へ入って最初に買ったギターがエレキだったかアコギだったか思い出せなくて、う~ん、記憶力の低下が恐ろしい。 それはともかく「ボクサー」のアコースティック・バージョンを聴くと、オリジナルのアレンジがちょっと大袈裟なようにも思えますが、よくよく聴き直してみればラストのシンプルなギターが際立って聴こえるのはあの盛り上がるアレンジがあってこそかもしれません。

スリー・フィンガーのお手本のようなポール・サイモンのギター、この人本当に上手いですね。 ちなみに僕は未だにボクサーのイントロ弾けないままです。


明日に架ける橋明日に架ける橋
グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した名盤。 S&G最後のスタジオ・アルバムとなりました。 69年にシングルで発売された「ボクサー」は、翌70年このアルバムに収録。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

「置手紙」 かぐや姫 1974年

2010-03-20

男女の別れ方にもいろいろあって、"最後の男の気まぐれとして" 置手紙を残して黙って去っていく男って、女性からすると優しくもかっこ良くもなくて、無責任極まりないのかもしれません。 だけどそんな男から見た別れの風景をかぐや姫の伊勢正三が歌うとなぜか哀愁漂う心に残る名曲になってしまって、「置手紙」は正やんの最高傑作のひとつだと思います。

情感込めすぎるくらい濃い南こうせつ、飄々とした味わいのある山田パンダ、そして繊細な歌声とメロディーの伊勢正三と、三人三様の個性がうまく噛みあってさらにそれぞれがいい歌も書いて、かぐや姫は70年代で最も心に残るフォークグループでした。 その中でも通称、いや愛称「正やん」は以前にも書きましたが男前担当でカッコ良かった。

彼は元々声を張り上げて熱唱するタイプではないんですが、ちょっと線の細い優しいボーカルが別れを歌った曲にピッタリ合っていて、「置手紙」は「22才の別れ」に並ぶ出色の出来栄えです。 あの「神田川」ではヴァイオリンが、この曲ではマンドリンが雰囲気を盛り上げるのにいい味を出していて、巧みなアレンジも光ってますね。

サビの部分に入る前のギターのカッティングもかっこよくて、ここを真似したくてアコースティック・ギターの練習もしましたが、そんなに難しくはないので部分的に正やんになろうと思えばなれるんです。 ♪ 今日の淋しさは~ というところも弾いてると気持ち良くて、この曲は全体的にマイナーなコードとメジャーなコードの組み合わせが絶妙です。 ああ、なんだかもう1回ギター始めたくなってきた・・・。


かぐや姫LIVEかぐや姫LIVE
「うちのお父さん」から「神田川」まで、そのままベストアルバムになりそうな選曲。 ジャケットからはこうせつが観客を盛り上げようとしている様子が伝わってきます。 しかし正味の活動期間って意外と短かったんですね。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

番外編 11. NAVI 休刊。

2010-03-14

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事情があって車を手放してからもう7年になりますが、まあなけりゃないでなんとかなるものですね。 だけど一時はCDチェンジャーにお気に入りのロックのCDをセットして、夜中の高速を飛ばしてサービスエリアで仮眠をとりつつあちこちドライブするのが最高の楽しみのひとつだったので、生活パターンも随分変わったなと思います。

車が生活の一部だったころによく読んでいた雑誌が二玄社の「NAVI」だったんですが、なんとこの4月号を最後に休刊になるとのことで、あわてて本屋で最終号を手に入れました。 すでに在庫切れになっている書店もあるそうですが、昨年のPLAYBOY日本版に続いて大人の雑誌が消えて行くのは本当に寂しいことです。

同い年の神足裕司のファンになったのもこの雑誌に連載されていたエッセイからだったし、硬派な元編集長の鈴木さん・大川さんはじめ下野さん・今尾さん、プロドライバーの清水さん、そしてナベゾ画伯など、とても手が届きそうにない車の世界だけではなく、記事を書いていた大人の男達と出会えるのが今思えば楽しかったのかもしれません。

自動車と自動車を取り巻く世界を斬新な切り口で見せてくれた雑誌の終焉は残念ですが、NAVIと11PMとPLAYBOY日本版が同時に復活するような日が来たら面白いのにと思います。 縮小していく世の中って本当につまらないですね。


NAVINAVI 最終号
相変わらず読み応えのある記事満載ですが、単なる移動手段だけではないクルマの楽しみ方を教えてくれた雑誌です。 最初の愛車、中古のホンダ・ワンダーシビックが懐かしい。

「ネヴァー・ビフォー」 ディープ・パープル 1972年

2010-03-08

ディープ・パープルの曲って時々思い出したように無性に聴きたくなる時があって、もはやハードロックの古典と化した名盤「マシン・ヘッド」のレコードで言うA面1曲目を飾る「ハイウェイ・スター」と、B面1曲目の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」はロック小僧なら誰もが経験する通過儀礼のような名曲です。

このアルバムにはさらにライブの定番「スペース・トラッキン」が最後に控えていて、その内容の充実ぶりには今さらながら感嘆します。 そしてこれらの名曲の間を埋めるように配置された曲にもそれぞれ味わいがあって、僕はその中でも「ネヴァー・ビフォー」が気に入っています。 雰囲気からすると以前取り上げた「ウーマン・フロム・トーキョー」と似ているかもしれませんね。

この曲はなんだかコピーしようと思えば簡単に出来そうな気もするんですが、素人がやると間違いなくスカスカの気の抜けたコーラのような出来になるんじゃないでしょうか。 シンプルであればあるほど、それぞれの技量がしっかりしてないとね。 いわゆる第2期、これ以上ないくらいのメンバーがプレイする「ネヴァー・ビフォー」は、やっぱり男はロックだ!という感覚が蘇ってくるような気がするんです。 

リッチー・ブラックモアのいかにもメイプル・ネックというちょっと固いストラトの音や、やっぱりこれがないとパープルじゃないんだなというジョン・ロードのキーボードの音、そして強力なイアン・ギランのボーカル、あとから凄いなと思うようになったリズム隊のふたり、改めてカッコいいです。(思うにロジャー・グローバー、当時モテたでしょうね。) ハードロックはこうでなきゃ。

冒頭にあげた2曲はあまりにも有名で、記事にするにはちょっと躊躇するようなところがあるんですが、とりあえずは外堀から埋めるような形で攻めて行こうかなと。 そんなセコイことをちょっと考えてますが、やっぱりディープ・パープルいいなと思います。


マシン・ヘッドマシン・ヘッド
「ハイウェイ・スター」と「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が同じアルバムの中に入っているのがそもそも凄いことだと思います。 最後の「スペース・トラッキン」でトドメを刺されてハードロック・シャワーが終わります。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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