「おしゃれフリーク」 シック 1978年

2010-10-31

Tag : シック

僕が大学生から社会人になった頃はディスコが大流行りで、内心そんなに楽しくはなかったものの付き合いで何回か行ったことはあります。 もともと大勢で騒ぐというのはあんまり好きじゃなかったのと、半ばナンパ目的?のあの雰囲気にも馴染めなかったんですね。

だけどしょっちゅう耳にするナンバーの中には体が自然と動き出すようなやつがあって、シックの「おしゃれフリーク」は、今聴いてもかっこいいですね。 だいたい「おしゃれフリーク」とは如何にも軽そうなタイトルですが、「Le Freak」と書くと横文字や雰囲気に弱い日本人(要するに僕です。)は、カッコいい!と思ってしまいます。

一度聴いたら忘れられない「Aah, freak out!」というキメのコーラスと切れのいいギターのカッティング、ファンキーなベースはいつまでも頭の中をグルグル回る中毒性のようなものがありますね。 だからこそディスコでも人気があったんだと思いますが、ディスコでかかっている曲=軽いとナメてかかってはいけませんな。

ソウルやファンクには疎いもののプロデューサーやギタリストとしてのナイル・ロジャースの名前は知っていて、調べてみたらミック・ジャガーのソロやジェフ・ベックの「フラッシュ」、デュラン・デュランの「ノートリアス」、ギターで参加したシンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」やスティーヴ・ウィンウッドの「バック・イン・ザ・ハイ・ライフ」など、枚挙にいとまがありません。

センスのある人は周りがほっておかないという事だと思いますが、彼がもっとも活躍した80年代のちょっと軽薄で楽しいものや気持ちのいいもの、華やかなものを求めていた世の中の雰囲気に、彼の創り出す音が合っていたのかなとも思います。


シックC'Est Chic シック
大ヒットナンバー「おしゃれフリーク」を含む、ギターのナイル・ロジャースとベースのバーナード・エドワーズ率いるシックのセカンド・アルバム。 時代は感じますが、確かにお洒落な雰囲気はあります。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.6

「曼殊沙華」 山口百恵 1978年

2010-10-16

Tag : 山口百恵

先日SONGSで放送された山口百恵の引退コンサートのダイジェストの中で歌われた「曼殊沙華」、一部分だけでしたが久々にプロの歌手の魂のこもった歌を聴きました。 DVDなどで既にご覧になった方も多いかと思いますが、絶頂期に自らの意志を通して芸能界から身を引くことを決め、ファンや周りの人々への思いを込めたステージでのパフォーマンスでした。

作詞作曲は阿木耀子・宇崎竜童の黄金コンビ、メロディーラインは確かに宇崎竜堂らしいなと思います。 この曲の冒頭にはもともと百恵のナレーションと言いますかセリフが入っていて、「歌手の前に人間でありたい・・・」というのは当時の彼女の偽らざる心境だったのかもしれません。

曼殊沙華とは彼岸花の事で、他にも色々と呼び名があるそうですが、真っ赤なその見た目といい情念を感じさせるこの曲にピッタリの花ですね。 阿木耀子も詩を書くにあたって色々と妄想が、いや想像が膨らんだろうと思います。

百恵もこの名曲に応えるように、アコースティック・ギターの伴奏で静かに始まる最初の部分はつぶやくように、「どこでけじめをつけましょ」というところでは悲しくドスを効かせ、「真紅(まっか)に染める」というところは堂々と歌い上げ、デビュー当時に比べると格段に進化しています。

テレビ番組で歌を聴いていて、ほんの少しの時間とはいえ画面に引き込まれるようなことはそうそうないんですが、あらためて歌手・山口百恵の凄みを見せつけられた1曲でした。


二十才の記念碑 曼殊沙華二十才の記念碑 曼殊沙華
引退へ向けてますます大人の歌手へと変貌していった頃のアルバムですが、発売当時まだ二十才前。 元々の資質が優秀なブレインや素晴らしいパートナーとの出逢いで磨かれていったんでしょうね。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

「ダイスをころがせ」 ザ・ローリング・ストーンズ 1972年

2010-10-07

DVD発売直前の期間限定で関西でも公開された、ザ・ローリング・ストーンズの「レディース・アンド・ジェントルメン」を観に行ってきました。 1972年のアメリカ・ツアーの模様を収めたフィルムで、ストーンズを映画館で観るのは一昨年の「シャイン・ア・ライト」以来2度目です。

ステージに彼らが登場した時の歓声はすさまじく、いきなり1曲目の「ブラウン・シュガー」から飛ばすメイクをしたミック・ジャガーは妖しい雰囲気でした。 当然の事ながらメンバー達も若々しく、「スティッキー・フィンガーズ」に続いて名盤の評価も高い「メイン・ストリートのならず者」をリリースしたばかりでバンドも充実している頃のステージですね。

73年の来日公演がメンバーの麻薬がらみの問題で中止になり、当時の日本のファンが学校や仕事をサボってでも行きたかったであろうライブをスクリーンで見ようと、わざわざ西宮ガーデンズまで遠征したんですが「ダイスをころがせ」、いいですねえ。 熱いライブでひと息つくようなストーンズらしい緩い感じの曲なんですが、こういう曲をやるとやっぱりかっこいいです。

「ダイスをころがせ(Tumbling Dice)」はシングル・カットされてヒットしたナンバーですが、当時彼らはデビューから既に10年近くが経過したベテラン・バンドで、余裕のようなものも感じます。 ストーンズだからヒットした曲かもしれませんが、サビで盛り上がるでもなく、かっこいいギター・ソロがあるわけでもなく、ダラっとして気持ちイイのはやっぱりストーンズだからとしか言いようがありません。

今回注目していたのはブライアン・ジョーンズの後釜として加入したギターのミック・テイラーだったんですが、キース・リチャーズとはあまりに対照的でした。 ベースのビル・ワイマンも無口で地味な印象だけど彼は育ちのいい大人しい青年という感じで、下を向いてひたすら真面目にギターを弾いている姿がちょっとストーンズと馴染まないような気がしました。

ギターの腕前は定評があったようですが、ビル・ワイマンと同じくバンドを離れてしまったのはなんとなく納得がいくような。 ステージで目立っているミックとキースのふたりがバンドをリードしているのは明らかで、大人しいふたりは自分の居場所に迷うような事もあったんじゃないでしょうか。 ミック・テイラーが在籍していた頃のアルバムは今でも人気が高いのが彼の存在の大きさを示しているように思いますが、バンドって難しいですね。

映画を観る前に飲んだビールが効いてしまって途中ちょっと寝てしまったのは不覚だったけど、僕の前の席には60歳を過ぎたと思しき夫婦がいて、ふたりで大人しくスクリーンを見つめてました。 学生らしき女の子からビールで酔っ払って寝てしまうオヤジまで、客層の広さがストーンズの歴史を物語ってましたね。


レディース・アンド・ジェントルメンレディース・アンド・ジェントルメン
幻と消えた73年の日本公演が実現していたらこんな感じだったんでしょうか。 ミック・ジャガーはこの衣装が一番決まってました。 音楽的に充実していた時期で、余裕と自信が感じられるライブです。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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