「サボテンの花」 チューリップ 1975年

2010-12-29

あのトゲトゲがついてるけど、なんとなく愛らしくもあるサボテンから連想する季節は夏なんですが、チューリップの「サボテンの花」の季節は冬なんですね。 そう言えば歌詞の中に「真冬の空の下に」君は部屋を飛び出した、というところがありました。 

「ひとつ屋根の下」の主題歌に使われたことで若い世代にも親しまれるようになったのが93年ですから、ドラマを見ていた頃には若かった人たちにも懐かしい歌のひとつになっているんでしょうね。 僕はあいにくこの当時テレビドラマにまったく興味がなかったので一度も見たことがありませんが、江口洋介や福山雅治など人気俳優の共演でそりゃあ視聴率も高かったでしょう。

先日財津和夫の大阪でのライブの再放送を見てやっぱりいい曲だなと思ったんですが、ライブの最初は声があまり出ていなくて大丈夫かなと思ったものの、最後は「大阪バンザ~イ!」なんて叫んで大いに盛り上がっていました。 彼の歌声は独特で、本人のナイーブなイメージそのままの、聴きようによってはちょっと不安定にも感じるところがあります。

だけどそこが愛や別れを歌ったこの曲の世界にぴったりで、「サボテンの花」ではふたり暮らした部屋を出て行く男の想いをあの少し揺れるようなボーカルで爽やかに歌い上げます。 印象的なギターのイントロに続いて「ほんの小さな~」と始まると、ああ、やっぱりいいなあと思ってしまいますね。 

暖かい春が来る前に終わってしまった恋を歌ったこの曲、これからも愛されるんだろうと思います。 ところで財津和夫の永遠のライバル、小田和正の「クリスマスの約束 2010」は、去年とあまり変わらないメンバーでしたが、山本潤子の「冷たい雨」を聴けただけでも満足でした。 来年あたり、もう一度財津さんをゲストで呼んでくれるといいんですけどね。


無限軌道 チューリップ無限軌道 チューリップ
リバイバルヒットした「サボテンの花」の他、あべ静江がカバーした「私は小鳥」、個人的涙の名曲「愛のかたみ」など。 ハードなジャケットからもアイドル扱いはごめんだ!という決意が伝わってくるような。

番外編14. 「トロン・レガシー」

2010-12-22

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テレビでも盛んに予告編を流して話題の「トロン・レガシー」を観てきました。 前作を観に行ったのがもう30年前、続編は如何なる進化を遂げたのか興味のあるところでしたが、まあ面白かったです。

映画そのものは絶賛とまではいきませんが、前半のハイライト、ライト・サイクル同士のバトルは最高にカッコ良かったです。 この映画全体的にデザイン・センスが素晴らしい。 もちろん前作のイメージを受け継いでの事ですが、CGの魅力を最大限に生かした印象に残るシーンでした。

金と時間と手間をかければCGを駆使してどんな映像も生み出せるんでしょうが、結局は造形や演出などセンスの問題なんですね。 映画の軸には父と子の再会と別れ、そして新しい出発などの物語があるんだけど、前作と同じくCGを楽しむ映画と言っていいんじゃないでしょうか。

肝心の3Dについては思ったほどの効果は残念ながら感じることができませんでした。 そもそも僕達が普段見ている風景が言ってみれば3Dなんだし、わざわざサイズの合わない不細工なメガネを掛けてみるほどのことはないような気がします。 「アバター」は通常版でも充分面白かったし、まだまだ3Dムービーは発展途上だと思いますね。


トロントロン
82年公開の画期的SF映画。 製作・ディズニー、主演・ジェフ・ブリッジスというのがちょっと意外でしたね。 コンピュータの中の世界を視覚化したところが斬新でした。 約30年の時を経て続編の公開です。

「ポイズン・ウィスキー」 レーナード・スキナード 1973年

2010-12-17

いつの事だったかはもう忘れてしまったけどラジオから流れてきた曲を耳にして、お、いいなと思った曲のひとつが以前書いたハンブル・パイの「ストーン・コールド・フィーバー」と同じく、バンド名も当時は知らなかったレーナード・スキナードの「ポイズン・ウィスキー」です。

この曲サザン・ロックと言うかアメリカンな感じがまず気持ちいいんです。 おまけに「ポイズン・ウィスキー」っていうインパクトのあるタイトルがいいじゃないですか。 理想を言うなら板張りの酒場でバーボン飲みながら、くわえ煙草にウェスタン・ブーツでリズムを取りつつライブで聴いたら気持ちいいでしょうね。

適度に荒くれたロニー・ヴァン・ザントのボーカルもいいし彼らの特徴でもあるトリプル・ギター、これが本数多すぎず邪魔にならないどころかバランス取れてて気持いいんですね。 それにキーボードの使い方も効果的です。 こういう曲はコンサート会場の整然と並んだ座席にきちんと座って聞くよりも、酒場でリラックスして聴くほうがいいに決まってます。

最近スタンダードになった焼酎よりもここはやっぱりバーボンをロックで。 僕らが学生の頃はそもそも酒といえば日本酒かウィスキー、ウィスキーの水割りなんか教わってもまったく美味しいと思わなかったのでその後は格好をつけてバーボンになりましたが、やっぱり和には日本酒・洋にはウィスキーだと思います。

歌詞の中に"ジョニ赤"も出てくる「ポイズン・ウィスキー」がどういう内容の歌なのかは分かりませんが、今回は個人的な酒の好みの話になってしまいました。 ちなみに毎日これがないと耐えられないのはビールです。


レーナード・スキナードPronounced Leh-Nerd Skin-Nerd
アル・クーパープロデュースによる悲劇のバンド、レーナード・スキナードのファースト・アルバム。 「ポイズン・ウィスキー」の後には名曲「フリー・バード」が控えてます。

「無法の世界」 ザ・フー 1971年

2010-12-08

Tag : ザ・フー

ザ・フーの映画「アメイジング・ジャーニー」を観に行ったのがもう2年前、時の流れが年々早くなっていくような。 ひさしぶりに英国ロックを取り上げようと思ったら映画は面白かったけど、僕にとっては未だに距離の縮まらない大物ロックバンドの「無法の世界(Won't Get Fooled Again)」を思い出しました。

シンセサイザーのイントロにシンプルだけどハードな(歪み具合がバッチリです)ピート・タウンゼントのギター、全力で叩きまくるキース・ムーンのドラムス、クールなジョン・エントウィッスルのベース(この人の弾き方、指の動きがカッコいいんです)、途中に入るロジャー・ダルトリー渾身のシャウト、全員それぞれのスタイルでロックしてるところがいいなと思います。

「フーズ・ネクスト」が彼らの代表作とも言われるのは、アルバムの最後を飾るこの曲や高揚感のある1曲目の「ババ・オライリー」など名曲揃いだから当然の評価なんでしょう。 だけど日本での人気がいまひとつなのは同時代のライバルにビートルズやストーンズ、ツェッペリンやディープ・パープル、ピンク・フロイドやイエスなど日本人好みの超大物たちがひしめいていたからで、これはもう仕方がありません。

英国ロックの爛熟期が如何に素晴らしかったか今さらながら溜め息がでるくらいですが、ザ・フーにしてみればそんなの知らん!と言うか日本での評価など眼中になかったのかもしれません。 まあ色々事情はあったんでしょうがなんせ初来日が21世紀に入ってですから。 しかも残念なことにあの個性溢れるリズム隊抜きで。

感性豊かでナイーブだけど世間知らずの怖いものなしで、そんな若い頃に彼らのステージを見たらもう一発で虜になってしまったかもしれません。 ロックが魂を震わせるそんな時代にザ・フーに出逢えた人たちは幸せだったんでしょうね。


ザ・フーWho's next ザ・フー
「トミー」からこのアルバムを経て「四重人格」へと続くザ・フー絶頂期の名盤。 雰囲気のあるジャケットですが、荒野にそびえ立つコンクリートの柱に立ち小便の跡っていうところが暴れん坊のザ・フーらしい。

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プロフィール

Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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