「ディーコン・ブルース」 スティーリー・ダン 1977年

2008-06-23

いかにも完璧主義で頑固そのものといった面構え、ドナルド・フェイゲンが架空のラジオ局のDJに扮したソロ・アルバム「ナイトフライ」に針を落とした僕は、いきなり1曲目の「I.G.Y.」でこんなにシンプルでこんなにかっこいいイントロがあるのかと感服してしまい、さんざん聴き倒したあげくスティーリー・ダンのアルバムを持ってないのに気が付きました。 そこで最初に買ったのが、雑誌のレビューで「ペグ」のギター・ソロが絶賛されていた名盤「エイジャ」です。

ところが名手ジェイ・グレイドンのプレイは期待していたほどの感動がなくて、ちょっとボヤけたような感じを受けてしまったんですね。 それよりも印象に残ったのは3曲目の「ディーコン・ブルース」で、サビの部分の ♪ I'll learn to work the saxophone ~ というところに形容しがたい心地の良さがありました。 全体的に洗練された大人の雰囲気プンプンのアルバムなんですが、発売当時はロックに夢中でまったく彼らのことは眼中になくて、違いの分かる?年齢になってから聴いたのがかえって良かったのかもしれません。

ところで「ナイトフライ」とほぼ時を同じくして、大瀧詠一の「A LONG VACATION」と山下達郎の「FOR YOU」という日本のポップス・シーンを代表する名盤が発表されたのは興味深いところです。 ジェイ・グレイドンはデヴィッド・フォスターと組んで傑作「AIRPLAY(邦題ロマンティック)」を発表してたし、80年代の初頭はまさにA.O.R.とポップスの黄金時代でした。 当時の音楽シーンを先取りするような形で、70年代にスティーリー・ダンでパズルのピースをはめ込むように楽曲ごとに様々なミュージシャンを起用してアルバムを作り上げたドナルド・フェイゲンは、これぞプロという職人芸を見せてくれてたんですね。


エイジャ スティーリー・ダンエイジャ スティーリー・ダン
モデルの山口小夜子を起用した鮮烈なイメージのジャケットは今見てもクールです。 中身は聴き込むほどに味が出る大人の音楽で、スティーリー・ダンのベスト・アルバムとの声も高い1枚。

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Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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