「バンド・オン・ザ・ラン」 ポール・マッカートニー&ウィングス 1973年

2008-07-10

あまりにもビートルズの存在が巨大すぎて、その中心メンバーだったにもかかわらずソロになってからの評価が芳しくなかったポール・マッカートニーですが、ウィングスを結成してから2枚目の「レッド・ローズ・スピードウェイ」と、彼らのベスト・アルバムの呼び声も高い「バンド・オン・ザ・ラン」で立て続けにヒットを飛ばしてファンを喜ばせてくれました。 もともとライブが大好きなはずのポールは、やっぱりバンドを組んでベースとボーカルを担当する、というスタイルが一番しっくりきます。

作詞・作曲はもちろん、ベースとボーカルだけではなくギター・ピアノ・ドラムスなどなんでも器用にこなしてしまうポールは、ひとりでアルバムを作ってしまおうと思えば出来てしまいます。 だけどジョージと一緒に首を振りながらバック・コーラスを付けたり、ジョンと交互にボーカルを取ったりするのは、何ものにも代えがたい快感があったんじゃないでしょうか。 ビートルズのメンバーとしてレコーディング技術の発達と共にロック・ポップス界に革命を起こしてきた彼は、ウィングスを結成したことでバンドの原点に帰る事ができたんだと思います。

リンダという公私共に良きパートナーを得たポールは、残念ながら彼女が癌で亡くなってしまった4年後に再婚して、これがまた巨額の離婚訴訟へと発展してしまいます。 外国の裁判で出てくる金額はおよそ僕たちには理解しがたいものがあって、50億円近い金額ってそんなにもらってどうすんの?と思うのは庶民のやっかみか。 曲によって様々な歌い方をするポールは、アルバムのタイトル曲「バンド・オン・ザ・ラン」のサビに入る前の部分で気持ちよくシャウトして、「I've Got A Feeling」みたいな心地よさを感じさせてくれます。 訴訟沙汰に巻き込まれるのはスーパースターの宿命かもしれませんが、音楽だけに専念できたらいいのにね。


バンド・オン・ザ・ラン ポール・マッカートニー&ウィングスバンド・オン・ザ・ラン ポール・マッカートニー&ウィングス
懐かしい"電撃フリント"や"ドラキュラ"が登場するジャケットがいいですね。 稀代のメロディー・メイカー兼エンターテナーのポール・マッカートニーが本領を発揮した名盤。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.4

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