「シルヴァー・ブルー・アンド・ゴールド」 バッド・カンパニー 1976年

2008-08-16

デビュー・アルバム「バッド・カンパニー」や、続く「ストレート・シューター」に比べるとやや地味な印象のある「ラン・ウィズ・ザ・パック」は、幸せそうな狼の家族を描いたジャケットのせいもあったんでしょうか。 "pack"には動物の群れや獲物を追う猟犬の意味があって、"wolf pack"といえば敵に攻撃をかける潜水艦群や獲物を狩る狼の群れのことです。 狼にはその精悍な見た目から受けるちょっと怖いイメージもありますが、実際は生涯一夫一婦制で家族を大事にする動物なんだそうで、このアルバムのジャケットは明らかに後者のイメージですね。

「シルヴァー・ブルー・アンド・ゴールド」は、"In the beginning ~" という歌い出しから、やっぱりポール・ロジャースはええなあ・・・!と思えるナンバーです。 「キャント・ゲット・イナフ」のような軽快なロックも良し、「グッド・ラヴィン・ゴーン・バッド」のようなシャウトも良し、だけどポール・ロジャースの声というか喉が最も美しく響くのはこういうミディアム・テンポのメロディーじゃないでしょうか。 まさかフレディー・マーキュリー亡き後のクイーンで歌うとは思いませんでしたが、しわがれ過ぎない絶妙なトーンで歌う彼がプロのミュージシャンにも人気があるのは、なるほど納得です。

ポール・ロジャースがポール・コゾフらと共にフリーを結成したのは二十歳そこそこで、それがなんであんなにシンプルでしかもズシッとヘヴィーな音楽をやれたのか、これはもう才能以外の何ものでもないんでしょう。 そのフリーから一転して明るい?ロックバンドへと変身したのは彼のボーカルがもっと弾ける場所を求めていたのかもしれません。 バッド・カンパニーの成功はアメリカで受け入れられたことと、何よりも前に出すぎないミック・ラルフスのギターがポール・ロジャースの歌を最大限に生かしたことにあると思います。 メンバー間の軋轢があったとしても、フリーでもバッド・カンパニーでも良き相棒に恵まれていたのがラッキーですね。


ラン・ウィズ・ザ・パック バッド・カンパニーラン・ウィズ・ザ・パック バッド・カンパニー
ファースト、セカンドと比べるとやや地味な印象のサード・アルバムですが、それでも全米5位・全英4位を獲得してます。 ビッグ・ヒットはないけれど佳曲ぞろいの名盤です。

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Author:music70s
1957年生まれ。
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