「あなたならどうする」 いしだあゆみ 1970年

2009-01-19

Tag : いしだあゆみ

小学生の時に叔父が運転する車の助手席で、当時流行っていた「ブルー・ライト・ヨコハマ」を歌っていたら叔父が笑っていたのを思い出したので、今回は昭和歌謡に大きな足跡を残したいしだあゆみです。 さっそくYouTubeで彼女の映像を探していたら70年代に入ってすぐにヒットした「あなたならどうする」の素敵なビデオがありました。 作詞はいしだあゆみの妹のご主人でもあるなかにし礼、作曲は「ブルー・ライト・ヨコハマ」も手がけた筒美京平の両巨頭で、いやあ、やっぱりいいですねえ。
 
ちょっと投げやりなというか突き放したような歌い方をする、あまりヴィブラートをかけない彼女の声が筒美のいかにも歌謡曲らしい流麗なメロディーに乗って流れてくると、こんな時は日本人で良かったと思えてきます。 強烈なのはなかにしの歌詞で、捨てられた女の悲しい気持ちをこれでもかと言わんばかりにリアルに書いてます。 だけど恨み節ともいえる内容を最後に「あなたならどうする」と問いかけることで、聞く人がつらい気持ちを共有できるようになってるんですね。 更に彼女のような美しい人がヒドイめにあっていることでテレビの前で歌を聞く人たちはカワイソーとか、綺麗なのにねえ、とかいう優越感のようなものを感じることができるのかもしれません。

いしだあゆみは元々フィギュア・スケートの選手だったのをスカウトされて芸能界入りしたのだそうで、スケートだけではなく歌と演技の才能にも秀でていたのが素晴らしい。 77年の映画「青春の門~自立編」で演じたインテリ娼婦のカオル役も良かったし、こういうタイプの歌手って最近はいませんよね。 さて、「あなたならどうする」のサビの部分に「泣くの歩くの 死んじゃうの」というところがありますがどうですか、このセンス。 泣きながら歩くのなら情景が目に浮かぶような気もしますが、さすがは直木賞も受賞したなかにし礼、あたりまえな歌詞は書きませんね。 懐かしの昭和歌謡は歌手と作家たちがうまく絡み合って様々な世界が生まれた、幸せな時代の産物だと思います。


いしだあゆみ・しんぐるこれくしょんいしだあゆみ・しんぐるこれくしょん
「ブルー・ライト・ヨコハマ」を始め、個性的な歌声は昭和歌謡界において独特の存在感を放ちました。 もうこんな歌手は出てこないんだろうなと思うと、余計に懐かしくなりますね。

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1957年生まれ。
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