「心のラヴ・ソング」 ウイングス 1976年

2009-02-06

Tag : ウイングス

ビートルズのイメージがあまりに強烈すぎてソロになってからのポール・マッカートニーには今ひとつの印象を持ってたんですが、ウイングス時代に発表したアルバム「ヴィーナス・アンド・マース」や「バンド・オン・ザ・ラン」あたりの曲を改めて聴いてみると、やっぱり才能あるんだなと思わざるを得ません。 80年代以降彼の新譜をまったく聞かなくなってしまったので、ジョン、ジョージ、そしてリンゴと共に築いた偉大な遺産が背中で輝いていた70年代が一番良かったのかなと思ったりもしてます。
 
「心のラヴ・ソング」はウイングス5枚目のアルバム「スピード・オブ・サウンド」に収録された曲で、前の2枚に比べるとやや目立たない作品の中で一番好きな曲です。 メロディアスなベースラインに乗せて同じ音の繰り返しで始まる出だしは「アナザー・デイ」と同じパターンで、これはもうポール・マッカートニーの職人芸と言っていいでしょう。 メロディーはもちろん、シンプルで小気味の良いドラムのリズム、ブラスやストリングスのアレンジ、そしてバックコーラスと、どれを取っても完璧な仕上がりです。
 
工場で動いている古い機械の音を録ったような感じの変わったオープニングから、ピアノとベース・ドラムスのシンプルなイントロにポールのハイトーンのボーカルが入り、さらにストリングスとホーンセクションが重なってくるところはキモチイイの一言で、確かに「ばかげたラヴ・ソング(Silly Love Songs)のどこがいけないんだい?」とばかりに会心の一撃を放った彼の得意そうな笑顔が目に浮かぶようです。 76年の全米ツアーでリッケンバッカーを弾きながら歌う若々しい姿は、余裕さえ漂って本当にかっこいい。 才能は人を輝かせるんですね。


Wings Over AmericaWings Over America
ポール・マッカートニー率いるウイングス初のアメリカ・ツアーの模様を収めた2枚組CD (発売当時は3枚組LP)。 ヴィーナス&マースから始まるオープニングのメドレーは心からワクワクします。

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Author:music70s
1957年生まれ。
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