「スウィート・スウィート・サレンダー」 ベック・ボガート&アピス 1973年

2009-11-02

大編成のビッグバンド・ジャズもウキウキして楽しいものだけど、ギター・ベース・ドラムスの最小編成でやるロックには、無駄なものを削ぎ落としつつ魂を揺さぶるような激しさもあり、昔から心惹かれるものがあります。 60年代後半のクリームやジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスなどがそうなんですが、このあたりは微妙に僕と世代がズレていて、ロックに夢中になった10代後半に出逢ったのがジェフ・ベック率いるベック・ボガート&アピスです。

彼らはハード・ロックが最も栄えた70年代前半に現れてあっという間に消えてしまいましたが、もともと天才ジェフ・ベックが自分のやりたいことをやるために結成したバンドだったようで、スタジオ・アルバムと日本でのライブ・アルバム、たった2枚のアルバムを残しただけでさっさと解散してしまいます。 だけど初めて聴いたときは「迷信」や「レディー」のあまりのカッコ良さにのけぞってしまいました。

特に「ライブ・イン・ジャパン」ではジェフ・ベックに見初められた元カクタスの腕利きリズム隊を従え、ハードに弾きまくるギターのかっこいいこと。 ただ全編ハードに走りまくるかといえばそうではなく、中には「スウィート・スウィート・サレンダー」や「アイム・ソー・プラウド」のような甘いナンバーもあって、特に「スウィート・スウィート・サレンダー」は僕のお気に入りです。

このバンドは唯一ボーカルが弱いなんていう意見もあるようですがそんなものは二の次三の次、美しいメロディーに乗ったボーカルもコーラスも充分聴くに堪えるどころかああ、この曲を演奏する彼らを生で見たかったと今でも思います。 ライブでこそ味わえる熱いうねりの中にほっと一息つける瞬間があって、そこに変幻自在のギターが絡んでくれば至福のひと時が・・・。

BBA解散後のジェフ・ベックはボーカルなしのインストゥルメンタル路線で新境地を開拓しますが、本当はジェフ・ベック・グループの頃みたいにロッド・スチュワートのような優れたボーカリストと一緒にバンドをやるのが一番楽しかったんじゃないかと思ったりします。


ベック・ボガート&アピスBeck Bogert & Appice Live
ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」同様、こういうライブが日本で行われてなおかつ名盤として評価されているのは、日本人として誇らしい気持ちになりますね。

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Author:music70s
1957年生まれ。
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