番外編その9. 「ハーツ・アンド・マインズ」

2009-12-04

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先日会社の先輩と話していたところ、その方は僕が長年過ごした福岡市の大学を卒業されていて、"学生時代に板付(福岡)空港に米軍のB52爆撃機が駐機しているのを見て、あまりのデカさにびっくりした記憶がある"という話題が出てきました。 なぜ福岡にB52がいたかというと当時はベトナム戦争をまだやっていたからで、そこであるドキュメンタリー映画を思い出しました。

高校の2年か3年の時、数学の授業中に"小円遊"というアダ名で人気のあった先生が、「今晩ハーツ・アンド・マインズという番組があるから見てみろ。」と言ったので、数学は大キライだけどその先生の授業は楽しみにしていた僕は家に帰ってその番組を見て画面に釘付けになってしまいました。

ベトナム戦争が終わったのは僕が高3の時で、このドキュメンタリーは戦争が終結する前に制作されたものです。 爆撃で大やけどをした少女が裸で逃げていくシーンや、南ベトナムの将校が捕虜のこめかみに拳銃を突きつけて無造作に銃殺するシーンは有名なので、それらの部分だけテレビでご覧になった方もいるかもしれません。

射殺される直前、恐怖にゆがむ男の表情はあまりに生々しく、銃を撃った男(調べてみたら警察の高官だとの事です)はインタビューに「自分も彼のせいで部下を亡くしている」と語ります。 他にも米兵が捕虜を拷問する場面など、衝撃的という表現が相応しい作品だったと記憶しています。

戦争映画は大好きでも現実の戦争の恐ろしさは充分理解しているつもりではいたはずなんですが、あまりにリアルな映像を目にすると心が冷え切って静かになってしまうような感覚がありますね。 アメリカでこの作品が制作されたところに価値があるとは思うんですが、いまだに世界中のどこかで米軍が戦っていることを考えると、戦争をしない日本にもそれなりの価値があるなと思います。


ハーツ・アンド・マインズハーツ・アンド・マインズ
長編ドキュメンタリー映画部門で1974年度のアカデミー賞を受賞した衝撃的な作品です。 パッケージの写真はこれ以上大きいと掲載を躊躇するような内容で、このフィルムが当時テレビで放映されたとは。

※昨年一部の映画館で公開された時は見逃しましたが、NHKBSで放送されたこの作品を約35年ぶりに見ることができました。 他の映像で見たシーンとごっちゃになっていたり、色々記憶と違っている部分もありましたが、やはり画面から目を離すことのできないドキュメンタリーでしたね。 偏狭な思想に支配されて揺るがない人たちや、自分の行為を後悔する元兵士など。 やっぱり武力行使はいけません。 (2011年1月)

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