「永遠の詩」 レッド・ツェッペリン 1973年

2010-04-14

自分の知らない所でロックの世界が輝いていたのは仕方のない事とはいえ今でもクヤシイんですが、69年にファースト・アルバムを発表して以来ロック界の伝説となったツェッペリンを聴き続けてきた先輩たちの心情を想像するのは、羨ましくも興味深いものがあります。 アルバムの内容がファンを翻弄するかのように多彩な変化を見せましたから。

I・IIで完全に虜になってIIIで1曲目はともかくその後の展開に戸惑い、IVで「俺たちのツェッペリンが帰ってきた!」と狂喜乱舞し、「聖なる館」に至っては、あきらめにも似た境地で「もう、好きにして!」という感じじゃなかったんでしょうか。 なんだかすこぶる魅力的な悪女に振り回されてるような。 でもやっぱり好きだから別れられないって、例えが不適切でしょうか?

僕は今でも一番好きなのはセカンド・アルバムですが、サードと並んで好き嫌いが分かれそうな5枚目のアルバムのトップを飾るのが「永遠の詩(The Song Remains the Same)」で、この曲はカッコいいですね。 ジミー・ペイジがイントロでギブソンSGのダブル・ネックを ♪ ジャカラ~ンとかき鳴らせば、このシーンはDVDでも見ることができますがライブで盛り上がっただろうなと思います。

動から静へ、そしてまた動へと流れる構成や、2曲目の美しい「レイン・ソング」へ続くところも気持ちよくて、このあたりには従来のゼップ・ファンも安心したでしょうが、その後の展開は彼らの音楽性の幅の広さを見せつけて「やっぱりこう来たか」と思わせたかもしれません。 ファンとしては次のアルバムはいったいどうなるのかと、ハラハラドキドキしながら見守るしかなかったんじゃないでしょうか。

A面1曲目がロック好きを納得させる強力なナンバーなのはIII・Vに共通していてさすがはツェッペリンですが、この2枚を好きと言えるかどうかはコアなファンかどうかを区別する踏み絵みたいなところもあるんじゃないかと思ってます。


聖なる館聖なる館
ヒプノシスが手掛けた強烈な印象のジャケット。 色使いも鮮烈です。 前作IVに続いて何の表記もないところがアートの域に達していてカッコいいですね。 ロックというジャンルに縛られない多彩な内容です。

「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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