「時の過ぎゆくままに」 沢田研二 1975年

2010-05-02

Tag : 沢田研二

新潮文庫から出ている阿久悠の「歌謡曲の時代~歌もよう人もよう」という本を読んでみました。 彼が長年作詞活動をする中でインタビューも数多く受けたが大体決まったことを聞かれるのだそうで、そのひとつが「自分の作品で好きなものは?」。 まあ、そうでしょうね。

答えはいつどんな時でも、沢田研二の「時の過ぎゆくままに」。 見たことはないけどもともとテレビドラマの主題歌として作られた曲で、「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」などの演出を手掛けた久世光彦からの依頼を受けての仕事だったそうです。 沢田に書いた最初の曲が大ヒット、やっぱり才能のある人たちが組むとこうなるという見本でしょうか。

作曲は6人の作家に依頼して、その中から元ザ・スパイダースの大野克夫の作品に決まったのだそうで、なんとも贅沢ですね。 ちょっと首を傾げて手を伸ばし、泣きそうな表情で歌うジュリーが好きだと言う女性ファンもきっと多いでしょうが、この曲ではやや抑え気味に歌うところがいいなと思いますね。

「危険なふたり」のはじけるようなジュリーもいいし、悲しそうな顔で歌う姿もまた決まっているし、スターというのはこうでなきゃいけません。 SONGSでザ・ワイルドワンズと共演していたジュリーは、彼を知らない若い人が見たら小柄で太って変な色に髪を染めたオッサンかもしれませんが、あらためて昔のジュリーはかっこよかったと思います。

もちろん今の沢田研二だって別に悪くはないと思いますが、スターの素質を持った者の周りには自然と才能のある人たちが集まり、より良いものが出来上がっていくということなんでしょうね。 ところで「歌謡曲の時代」を読むと、常に時代や季節を見つめ続け、プロの自覚を持って膨大な作品群を生み出し続けた阿久悠は、これもまたカッコいいなと思います。


いくつかの場面いくつかの場面
その後のジュリーを思うと、シンプルなモノクロのジャケットが印象的。 最初の曲は沢田研二の代表作となりました。 アルバムのタイトルにもなった最後の曲は、故・河島英五の作詞作曲です。

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1957年生まれ。
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