「黒く塗りつぶせ」 矢沢永吉 1977年

2010-11-10

Tag : 矢沢永吉

ロック=反体制・反社会的というのはもう古いのか、最近のロッカーにはあまり激しい人が見当たりません。 野外コンサートに大勢の人が集まることはあっても、ウッドストックのようにあとから「愛と平和」という肩書きが付くこともありません。 若者たちが大人しくなったのか、でも世の中を見回すと彼らが満足しているようにも思えません。

今でこそテレビでよく見かけるようになった矢沢永吉ですが、昔は彼がCMに出演するなど想像もつきませんでした。 思いっきり突っ張って格好をつけた外見と言動、ライブでは血気盛んなファンによる乱闘騒ぎも起こるくらいでしたから。 ヤザワは鬱憤の溜まった若者たちのヒーローでもあったんですね。 ロックコンサートの会場は最高の憂さ晴らしの空間です。

だけど単なるツッパリ兄ちゃんではなくて強烈な個性と音楽的才能両方を持っていたのがこの男の凄いところで、やっぱり出るべくして世の中に出てきたんだろうと思います。 キャロル時代の「ファンキー・モンキー・ベイビー」や「ルイジアンナ」のような曲に始まって以前取り上げた「チャイナ・タウン」や「時間よ止まれ」のような曲も書けるし、とにかくまず曲を書く能力に恵まれてます。

その矢沢永吉が本領を発揮するのがやっぱりシンプルなロックンロールで、「黒く塗りつぶせ」は今聴いてもかっこいい。 あのドスの効いたヤザワ独特のボーカルが単純なメロディを味付けして、前に出るリズムと共に絶妙にロック好きのハートを煽ってくれます。 また歌詞の内容が若い頃の彼のイメージにぴったりなんですが、「まるで犬ころみたいさ Night and Day ~」というあの歌詞がいいですね。

「俺はまるで犬ころみたいだ」と思いながら鬱屈した日々を過ごしている孤独な若者が聴いたら、少しは元気が出るかもしれません。


矢沢永吉ドアを開けろ 矢沢永吉
静かに気合の入った永ちゃん。 ソフトの被り方は本人の希望かスタイリストのセンスか。 バラエティー豊かな楽曲群に、やっぱりソング・ライティングの能力に秀でているのがよく分かります。

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Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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