「魔法 (She Sold Me Magic)」 ルー・クリスティー 1970年

2011-12-13

いきなりインパクトのあるファルセットボイスでヒットしたルー・クリスティーの「魔法」はそのうち記事にしようと思っていたんですが、YouTubeを覗いてたら以前は見当たらなかった貴重な映像がいくつかアップされていたのでようやく書いてみようかという気になった訳です。

とは言ってもこの人に関してはこの曲しか知らないのであまり内容のある事は書けないけど、主に60年代に活躍してたようですね。 初めて聴いてみた彼の66年にヒットした「恋のひらめき (Lightning Strikes)」は如何にも古き良き時代のポップスという感じで、いい曲だけど「魔法」ほどの威力は感じません。

面白いのは曲の長さがやはり3分以内に仕上がっている事で、それどころか2分で終わらせようかという勢いです。 当時のヒット曲はだいたい3分前後というのが不文律で、キューピーだって3分クッキングだしカップラーメンだって3分だしウルトラマンも3分だし、聞くにしろ見るにしろ待つにしろ、ちょうどいいのが3分くらいなんじゃないでしょうか。

僕にとって幸せだったのは70年代前半が洋楽ポップスの黄金時代だったことで、シングルが最も力を持っていた時期でもあると思います。 ただ中学生の小遣いではドーナツ盤でさえ何枚も買うのは困難だったので耳にするのはもっぱらラジオからでしたが、「魔法」はその中でも懐かしい曲のひとつです。

ところで中学の時にはSF小説にも熱中してまして、来春公開のディズニー映画「ジョン・カーター」は当時読んだバロウズの「火星のプリンセス」が原作です。 これもYouTubeで予告編を見てみましたが、なんだかイメージと違うなあ。 原作を読んだ約40年前にもし映画化されていたとしたら主役は間違いなくチャールトン・ヘストン。

ヒロインのデジャー・ソリスは、武部本一郎画伯のイラストの印象が強すぎてちょっと誰が良いのか頭に浮かびません。 CGが凄いのにはもう驚かないので、原作に対する敬意が感じられるか、そっちのほうが気になります。 多感な時期に出会った音楽や小説は、大人になっても気になるものですね。


僕たちの洋楽ヒット Vol.4 1970~71僕たちの洋楽ヒット Vol.4 1970~71
「霧の中の二人」「ローズ・ガーデン」「京都の恋」「悲しき鉄道員」「ナオミの夢」「ブラック・マジック・ウーマン」「黒い炎」「ウィザウト・ユー」などなど、涙モノのラインナップ。

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