「ひとりごと」 ポール・サイモン 1973年

2015-11-25

このアルバムは高校の同級生でサイモンとガーファンクルが好きな奴が学校にレコードを持ってきて、「これいいぞ」と言ってたのを覚えていてそれっきりだったのですが、それから40年も経って初めて聴くことになりました。

ポール・サイモンは好きでしたがそいつとはそんなに仲が良いわけではなかったことと、見せてもらったアルバムのジャケットがあまり好みではなかったので結局聴かずじまいでしたが、今でもこのジャケットアートにはあまりピンと来ませんね。

肝心の中身はというとこれは良質なアメリカン・ポップスを詰め込んだ玉手箱と言いますか、ポール・サイモンが若い頃に親しんできた音楽を彼なりの解釈で好きなように再現したのでしょうね。

叙情的なサイモンとガーファンクルのメロディーを期待するとちょっと肩透かしをくらうかもしれませんが、『American Tune(アメリカの歌)』のような曲を聴くと懐かしいというかホッとした気持ちになります。

ポール・サイモンにはフォークシンガーでいて欲しいという願望が自分にあるんだなと思いますが、ロックの殿堂入りをしたことからも分かるように、今更ですが彼はシンガー・ソングライターとして多彩な才能を持っていたということですね。


ひとりごとThere Goes Rhymin' Simon Paul Simon
S&Gではアート・ガーファンクルと組んでいたからあの美しい声と二人のハーモニーを生かすための曲が多かったんだなと思います。 彼はもっと色々な事をやりたかったようで、80年代に『グレイスランド』でまた新しい音楽に挑みます。 

「ノー・シークレッツ」 カーリー・サイモン 1972年

2015-08-31

この人の魅力は屈託のない笑顔だなと思うのですが、調べてみたら裕福な家庭の出だそうで、なんとなく納得です。 彼女を知ったのはやはり有名な「うつろな愛(You're So Vain)」で、あの曲の変わったベースのイントロは『リボルバー』のジャケット・デザインでも有名なクラウス・フォアマンだったんですね。

シングルだけは知っていたものの肝心のアルバムを聴くのはかなり後回しになったのですが、全体的にアコースティックな音が印象に残るいかにも70年代のシンガー・ソングライターのアルバムだなという感じがします。 そんな中身とジャケット写真の彼女のイメージがピッタリで、このアルバムを青春の思い出の1枚に挙げる人も多いんじゃないでしょうか。

ジェイムズ・テイラーやローウェル・ジョージ、ニッキー・ホプキンスやミック・ジャガーなどレコーディングに参加した豪華ミュージシャンたちの顔ぶれを見るともっとゴージャスな作品になるかと思いきや意外とシンプルな音造りです。 ここがアルバムが制作された時代の雰囲気だったのかなと思いますね。

1曲めの「The Right Thing To Do」やここからアルバムタイトルを取った「We Have No Secrets」などが気に入ってますが、突出していいのが先に挙げた「うつろな愛(You're So Vain)」。 この曲アコースティックギターの弾き語りが案外合うんじゃないかと思うので、生ギターのストローク中心のカバーを聴いてみたいです。


No SecretsNO SECRETS Carly Simon
麗しの胸ポチ(お下劣でスミマセン)ジャケット。 シンプルな服装でもこんなに魅力的に映るとはなんて素敵な女性なんでしょう。 大ヒット「うつろな愛」で彼女の代表作となりました。 この人はギターやピアノを弾く姿もいいんです。

「ささやく夜」 カーラ・ボノフ 1979年

2015-06-09

70年代もほぼ終わりの1979年に出逢ったのがカーラ・ボノフのセカンド・アルバム「ささやく夜」でした。 遅れてきたロック・ファンだった僕も血が騒ぐホットな音だけではなくて、落ち着いた音楽にも惹かれるようになってきた時期だったんでしょうかね。

A面1曲めの絶妙なテンポが心地良い『Trouble Again』がシンプルなバックの演奏と共にすんなり耳に馴染んで、この時点ですでに彼女の事が気に入ってます。 続く2曲めのタイトル・ナンバー『Restless Night』でキュンとさせて、彼女を表すには繊細、静か、控えめ、素朴、穏やか、こんな言葉が似合うように思います。

彼女の曲を歌ったリンダ・ロンシュタットのぱぁ~っと明るいイメージに比べると対象的です。 リンダがどうの、という訳ではありませんが、グイグイ前に出ないところが日本人好みと言いますか。 控えめなのはアルバムリリースも同様で、寡作な彼女がソロ名義で発表したのは4枚だけです。

次から次へと精力的にアルバムをリリースするわけではないところがまた彼女らしくていいなと思いますが、優れたシンガー・ソングライターであることに間違いはありません。


ささやく夜ささやく夜 カーラ・ボノフ
何年経ってから聴き直してもやっぱりいいアルバム。 ジャケットも中身も最高です。 軽快な1曲めの『涙に染めて(Trouble Again)』からしっとりとした彼女本来の持ち味が堪能できるスロウなナンバーまで、あ~気持ちいい。

「デイ・アフター・デイ」 バッドフィンガー 1971年

2014-11-29

アップル・レコードからリリースされた「ノー・ダイス」に続く3枚目のアルバム「ストレート・アップ」からヒットしたのが名曲「デイ・アフター・デイ」。 美しいメロディーで前作に収録された「嵐の恋」「ウィザウト・ユー」と並んでバッドフィンガーを代表する曲となりました。

彼らはその後も期待されていたはずなのに、契約のトラブル等で主要メンバーの二人が自ら命を絶ってしまうという悲劇に見舞われてしまうのですが、それでも彼らの残したメロディーは今でも愛されています。

「デイ・アフター・デイ」はスライド・ギターとアコースティック・ギター、ピアノとコーラスがそれぞれ効果的に使われて3分少々で終わるのがもったいないくらいのいい曲ですが、昔のポップスにあった3分間でリスナーを虜にするマジックはこの曲でも生きているなと思います。 


「ストレート・アップ」 バッドフィンガー「ストレート・アップ」 バッドフィンガー
ミュージシャンが設立したレコード会社で日本で言えばフォーライフ・レコードがそうでしたが、ビートルズのアップル・レコードからリリースされたアルバムです。 セカンドとこのサードあたりがバッドフィンガーのピークでした。

「若葉のころ (First of May)」 ビー・ジーズ 1969年

2012-03-26

先日山陽新幹線の「さくら」に乗る機会があったんですが、ホームに滑り込んで来る姿はなかなかカッコ良かったです。 座席は左右2列ずつのゆったりしたサイズで、車掌の検札もなく快適な時間を過ごすことができました。 500系の未来的なフォルムに驚いたのも今は昔、日本が世界に誇る新幹線は今も進化を続けているようです。

さて、「さくら」繋がりではありませんが桜のシーズンがそろそろ始まって新緑の季節もすぐそこまで、そんな時期にたまたま聴いてやっぱりいい曲だなあと思ったのが、意外なことに岸辺シローの歌うビー・ジーズの名曲「若葉のころ」でした。

BSプレミアムで放送された「沢田研二LIVE2011~2012ツアー・ファイナル 日本武道館」に、岸辺シローが出てきたのにはちょっと驚きました。 加橋かつみを除くザ・タイガースのメンバーが元気いっぱいのライブを繰り広げるステージのブレイクのような形で、兄の岸部一徳に支えられておぼつかない足取りで登場したんです。

彼が椅子に腰掛けて消え入りそうな声で歌う「若葉のころ」は大丈夫かなと思うような出だしでしたが、最初はバックが彼に合わせるようなところがあったものの、何とか最後まで歌いきりました。 文字通り痩せても枯れてもミュージシャンということなんでしょうね。

沢田は彼が「勇気を振り絞って駆け付けてくれた」と言ってましたが、そうだろうなと思います。 プライベートで色々なことがあって病気も患い、バリバリの現役歌手のジュリーや役者として活躍する兄と同じステージで、しかも満員の武道館であの姿で歌うのは相当な勇気が必要だったでしょう。 自らも光を浴びた時期があったわけですから。

もともと彼のキャラクターにはクエスチョン・マークを付けてましたが、年長者に向かって失礼だけど「頑張れよ」と言いたくなる場面でした。

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プロフィール

Author:music70s
1957年生まれ。
福岡県在住です。

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